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元気印中小企業


3分野の相乗効果[四国化工機]

植田 滋社長

植田 滋社長

会社名 四国化工機(株)
代表者 植田 滋社長
業種 製造業
所在地 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10の1
電話 088-698-4141

全分野がメーカーに

 1961年、徳島県北島町で誕生した四国化工機は「機械事業」「包装資材事業」「食品事業」の3 分野を融合し、成長を続けている。06年12月には紙容器製造の新子会社、四国パック(静岡県富士市)を設立。新会社の設立によって3分野すべてがメーカーとなり「それぞれの製品開発で、相乗効果が強まる」と植田滋社長は期待を寄せる。

無菌充てん機が好調

 07年度計画の売り上げ構成比率は機械事業が約40%を占め、包装資材事業と食品事業がそれぞれ30%程度。構成比率でトップを占める機械事業は、もともと乳業関連のタンクなどの装置からスタート。その後、乳酸菌飲料向けプラスチックボトル充てん機の開発を皮切りに、デザートや牛乳、ジュースなどの飲料のほか、カップ麺までカバーする充てん機を品揃えしている。年を追って商品の範囲が拡大している。  最近では無菌充てん機の売り上げが好調だ。容器を無菌化することで、中身の食品が傷みにくくするのを狙いとした装置。植田社長は「無菌化した食品を無菌化した容器に入れるのが、言葉では言い表せないほど難しい」と語る。独自技術を追求した結果、83年に無菌充てん機の開発に成功。現在では紙容器をはじめデザートカップやPETボトルなどさまざまな無菌充てん機を展開している。  優れた技術力に加え、生産体制についても、手綱を緩めることはない。中国・上海の生産拠点で製造した部品を、日本国内で組み立てて装置とするスタイルを継続しており、コスト競争力においても他社を一歩も二歩もリードしている。  ヨーロッパや日本が中心だった充てん機械の需要も、最近では中国やロシア、韓国、ベトナム、タイ、フィリピンなどにまでエリアが拡大中。「上海でも完成品まで作れる体制としている」と植田社長はアジアでの市場成長も見込んでいるようだ。  一方、包装資材事業も四国パックの設立で、ほかの2事業同様にメーカーとなり企画や提案から開発まで一貫して行えるようになった。メーカーだからこそできる既存品にはない新タイプの包装資材が誕生する可能性も高まった。  顧客のニーズに全力で応えられる体制となったが、植田社長は次の課題として人財育成を掲げる。食品だけや機械だけといった限定された分野に精通した従業員は数多く在籍している。だが、それぞれの分野の競合他社と戦い抜くには、複数の分野で高い専門性をもつ人材が不可欠のようだ。  そのため、今後は部門間異動も活発化する方針で、植田社長は「その結果で、既存事業と関連した新規事業が生まれるかもしれない」と将来展望する。

牛乳パック向け充てん機。食品の安全に徹底したこだわりを

牛乳パック向け充てん機。食品の安全に徹底したこだわりを

ワンポイント

分野の融合がカギ

 食品業界では品質に対する不祥事が相次ぎ、口に入れるものだからこそ、消費者の目もおのずと厳しさを増している。そのような状況下で、無菌充てん機がいかされる。4月に稼働した富士小山食品工場(静岡県小山町)では環境問題対策に徹底的に取り組むなど、業界での評価も高い。3分野それぞれの競合相手には専門メーカーもあって、手ごわいライバルが少なくない。各分野の融合がさらなるシェア拡大のカギを握ることは間違いなさそうだ。


掲載日:2007年5月 8日

徳島県海外展開製造業

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