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元気印中小企業


マイクロ波技術で世界へ[マイクロニクス]

田仲克彰社長

田仲克彰社長

会社名 マイクロニクス(株)
代表者 田仲克彰社長
業種 情報通信機械器具製造業
所在地 東京都八王子市小比企町2987−2
電話 042-637-3667

スペクトラムアナライザーが核

 電子計測・情報通信機器開発を手掛けるマイクロニクス。マイクロ波、ワイヤレスをベースに技術、製品開発を進めてきた。主に扱うのは「電子計測機器」「情報通信機器」「環境関連機器」の3部門。特に「電子計測機器」部門の中で02年に発売した、屋外で電波の強さを測定する超小型試験器「ハンディ型スペクトラムアナライザー」は好調に売れている。小型、低価格で評判になり年々受注数を伸ばし06年には1000台を受注、売上高の30%を占める主力製品となっている。
 同試験機の開発段階では開発資金が足りず中小企業総合事業団から2年間で5500万円の研究委託費を受けた。「助成金がなければ開発出来なかった。あのときはほんとうに助かった」(田仲社長)と当時を振り返る。苦労のかいがあり現在は米政府、NHKなど内外から評価を得て注文を受けている。  また02年には同製品が日本デザイン振興会からグットデザイン賞を受賞。「デザインは品質の一つ、デザインに自信が持てるものを創りたかった」(同)とデザインにも気を使った成果が出た。
 今後はスペクトラムアナライザーシリーズのアプリケーションの充実を図っていく。4月には第2ステップとしてトラッキングジェネレーターを搭載した製品を発売する。フィルターの形状、アンプの特性を測定することが出来る。また地上デジタル放送、無線通信技術WiMAXなどに対応する第3ステップ、第4ステップを07年後半から08年には展開する予定。
 またスペクトラムアナライザーは他部門の核として「情報通信機器」「環境関連機器」の製品、システムにも生かされている。特に環境部門のEMI認証試験機は、今後の需要が望める。同試験機は電子機器から放出される放射性妨害ノイズ、伝導性妨害ノイズなどが規格値を超えていないか評価する。同試験は欧州へ製品を輸出する際に必要な「CEマーク」取得に必須とされている。

社員プロジェクト進行中

 同社は年間売上高20億円を目指し現在3つの社員プロジェクトを進めている。「電波暗箱(シールドボックス)の機種拡充」「電磁環境適合性(EMC)プロジェクト」「高度道路交通システム(ITS)プロジェクト」のテーマに取り組んでいく。社員プロジェクトは社内の部門間交流を促すために、06年7月から半年間議論を行い決めた。「20億円の目標達成へのポテンシャルは持っているが、今は第1ステップの段階。現在の戦力を固めてから第2ステップを目指していく」(同)と成長を急がず、足場をしっかり固めてからの進展を図る考え。

CEマーク取得に必須の試験が出来るEMI認証試験機MR2300シリーズ

CEマーク取得に必須の試験が出来るEMI認証試験機MR2300シリーズ

ワンポイント

社長の人柄が社員を引っ張る

 同社は「マイクロ波技術を武器に世界で認知されたい」と大きな目標を持つ。海外では認知度などで後れをとっているが、扱い易さで代理店からの評判が良く徐々に浸透し始めている。ただし目標の20億円達成は遅れる見込み。人材確保、営業拠点の増設などするべきことはたくさんあるためだ。そのため社員にかかる負担も大きくなるはずだが、「ダイエットでお昼はミニあんぱんとトマト」と笑って話す社長の気さくな人柄が社員のやる気を引き出している。


掲載日:2007年4月26日

東京都製造業

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