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元気印中小企業


経済活動と技術の向上を目指す[神戸市機械金属工業会]

村元四郎会長

村元四郎会長

団体名 (社)神戸市機械金属工業会
代表者 村元四郎会長
所在地 神戸市中央区東川崎町1の8の4
電話 078-360-3260

幅広いモノづくりの集団

 神戸市機械金属工業会は現在、308社で構成される。1960年2月に「会員の相互扶助による経済活動と技術の向上」を狙いに組織を立ち上げた。さまざまな経済的苦難の時代も会員相互が力を出し合い、支え合って成長してきた。そして、今では神戸市内のモノづくり集団として、内外から高い評価を得ている。
 神戸市機械金属工業会の会員は幅広い産業から構成される。製罐やプレス、板金、鋳造、精密機械加工、電気機器、樹脂加工、塗装塗覆メッキなど製造業のほか、鋼材や工作機械、情報機器の販売などの業界から入会する企業も多い。
 現在、21世紀のモノづくりとして力を入れているのが医療関連機器の開発だ。神戸市が推進する神戸医療産業都市構想と呼応する形で行っている。これまで個々の企業では対応できなかった医療機器の開発をチーム力で挑戦していこうと活動を展開する。

医療とも連携

 99年に神戸市機械金属工業会の技術交流部会をもとに「医療用機器開発研究会」も立ち上がった。同研究会は03年に株式会社への移行とともに、「神戸バイオメディクス」へ社名を変更した。神戸バイオメディクスはポートアイランド南駅から徒歩5分の神戸医療機器開発センター内に現在、拠点を構える。メンバーは神戸製鋼所や川崎重工業といった重厚長大型産業の協力会社が中心となっている。もちろん、医療分野に関しては多くの企業が素人同然だった。そこで、医療現場の視察や医療機器の業界団体との技術交流などを重ねて、情報収集も積極的に図っている。
 努力は実を結びはじめた。これまでに非磁性手術用具類や形状保持クッション、KBMガットクランパー(直腸がん摘出手術時に切除部位に合わせて腸管を挟む医療器具)などを商品化した。非磁性手術用具類とはオープン型磁気共鳴断層撮影装置(MRI)を使って手術する際に用いるハサミや鉗子、メスなどの器具。ただオープン型MRI自体の需要が思ったほど伸びず製品の拡販にはつながらなかった。一方、06年末に発売したKBMガットクランパーは、がん細胞などの拡散防止に役立つと引き合いも多くなっている。神戸バイオメディクスではより業界動向をしっかりとつかみ、開発を推進したい考えだ。
 また06年2月に完成した神戸医療機器開発センター内には医療関連企業や神戸大学医学部も入居し始めた。製品開発時における医師の意向や医療業界の動向なども以前よりつかみやすくなってきたほか、センター内にある実験室で即座に使用確認もできるようになった。次々に新たな製品の開発を手掛け、販売へとつなげていきたい考えだ。神戸市機械金属工業会では会員企業の総力を結集して、さまざまな場面で活躍できるモノづくりによる貢献を目指していく。

KBMガットクランパー

KBMガットクランパー

ワンポイント

独り立ちできる工業会に

 神戸市機械金属工業会は設立から半世紀を経過しようとしている。産業構造の大きな変革期にも技術力を磨きながら乗り切ってきた。特に設立から丸3年を経過した神戸バイオメディクスはようやく独り立ちできるようになった。政府系機関からの補助金や会員企業の会費で事業運営を行うだけでなく、販売した製品の売り上げからも開発費などを捻出(ねんしゅつ)できるようになってきた。会員企業各社が持てる技術を高めていく姿勢はこれからも大切となる。また販売ルートの確保や特許など攻めの体制強化も必須課題だ。


掲載日:2007年4月18日

兵庫県製造業

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