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元気印中小企業


世界に一つだけのフォント[テクノアドバンス]

片岡正社長

片岡正社長

会社名 (株)テクノアドバンス
代表者 片岡正社長
業種 ソフトウエア
所在地 神戸市中央区磯上通2丁目2番21号三宮グランドビル10階
電話 078-230-6440

人間らしい文字を追究

 テクノアドバンスが掲げる企業理念は「デジタルと人間らしさの融合」だ。「パソコンを使って手紙などを書くのは一般的となったが無機質な文体になりがち」(片岡正社長)と、あえて個性のある文字が打てるサービスを始めた。
 パソコンで入力する文字を事前に分析し、登録しておくと手書き風文字として手紙などを書くときに活用できる。あいさつ文やおわび状を出すときに使う文字で、感情が伝わるなどと評判がよい。今後は「一般家庭で年賀状や暑中見舞いなどに使ってもらいたい」(同)と話す。
 価格も発売時は5万円だったが、現在3万円に値下げした。また、英数字以外の文字でオリジナルフォントをつくる『マイフォントライト』は1万5000円と、一般家庭でも購入しやすい価格設定になっている。
 オリジナルフォントを作りたい顧客は、指定されているひらがなやカタカナ、漢字などを記入し郵送する。記入文字の特徴を分析し、2週間程度でCDにして返送される。同じ文字で表現に変化を加えるだけでなく、自分だけのオリジナル文字を文章内に盛り込み、思いを表す。

手間をかけずに

 1999年3月ごろまで会社の中心事業として行っていたのは、広告看板などを作成するデザイナーをサポートするアプリケーションソフト作り。コンピューターの力を借りて「手間を少なくする」点を主題に置いて事業展開していた。作成に手間をかけず、デザインなどを考える時間に充てる。板金加工などに使うCADソフトの開発に力を注いだという。
 しかし、90年代後半から徐々に他社製品が市場を席巻し始めた。そんななかで危機感を抱いた片岡社長は、デザインを組み込んだ文字に注目した。デザインをサポートする事業を文字という範囲で生かそうと考えた。
 折しもメールなどの普及で誰が打っても同じという無機質感が社会に漂い、さまざまな場面でデザインが求められていた。「手書き文字風のフォント需要も高まっている」(同)と確信した。ただ、作成に要する費用と期間の問題から、スピーディーな体制が課題だった。
 基礎開発ではサンプリングした手書き文字の特徴を解析し、データベース化。個人の特徴を反映するフォントを自動生成し、バランス良くレイアウトできる機能を開発した。法人向けオーダーフォントでは、画一的であった映画の字幕スーパーをストーリーなどにあわせて個性的にする。
 また、テレビ番組などの字幕スーパーをロゴやジャンルに合わせて作れるなど、コストを下げつつさまざまなニーズに応えていく。手書きのアナログを分析し、デジタル世界で個性を明確に打ち出す。「デジタルとアナログの融合を目指す」と社会の求める価値観を追求する。

同社のソフトウエアを用いて書いたオリジナル文字の手紙

同社のソフトウエアを用いて書いたオリジナル文字の手紙

ワンポイント

顧客拡大が課題

 これまでに世の中になかったオンリーワンのビジネス。顧客からサンプリングした筆跡をベースに文字の特徴を認識し、残りの文字を自動で書体に生成するアイデアはユニークだ。法人から個人まで顧客層は広い。パソコンなどを使った意思疎通が多い時代に、手書き文字と同じようなぬくもりを感じる文字の需要は、今後ますます高まるだろう。ただ、感性に訴える部分が多いため、顧客の納得を得る努力は続く。より詳細に分析し違いを明確に出す技術の革新が顧客拡大のカギを握る。


掲載日:2007年4月13日

ITソフトウエア開発兵庫県

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