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元気印中小企業


納豆製造器に挑戦 [連取電機製作所]

森村米多社長

森村米多社長

会社名 (株)連取電機製作所
代表者 森村米多社長
業種 機械製造
所在地 群馬県伊勢崎市今泉町1-4-5
電話 0270-24-5991

懐かしい味を再現

 「子供のころに食べた納豆は大豆の香りがした。あの納豆をもう一度食べたい」−。

 手作り納豆製造器「ふしぎな箱」の開発は、そうした森村米多社長の幼いころの記憶が出発点だった。

 連取電機製作所が開発した納豆製造器は、既製の樹脂ボックスに加温用の電球、温度センサーなどを組み合わせたもの。ボックス内に水に浸し蒸した大豆と納豆菌を置き、電源を入れるだけで夏は15時間、冬は24時間で納豆ができあがる。また牛乳とヨーグルト菌を入れれば、ヨーグルトも作ることができる。

 さらに「製品のメンテナンスがあまりかからない」(森村社長)のも特徴の一つだ。例えば熱源に使う電球が切れた場合には、市販の40ワット電球を付け替えるだけ。

 もともと連取電機はハンダ付け装置、ハンダ槽などの製造、販売が本業。食品関連の装置は全くの畑違い。しかし「納豆の製造には温度調整が欠かせないのだが、装置に内蔵されている温度センサーはハンダ関連装置の技術であり、当社の得意とする分野」(同社長)と自信を見せる。

 納豆菌は温度に敏感なために、完成させるまで多くの時間を温度センサーの検証に費やした。「北海道と沖縄では同じ冬でも温度が異なる。どの地域でもおいしい納豆ができるように実験を繰り返した」(同)という。

海外在住者からも評判

 納豆製造器の販売開始は01年。当初は製造器のほかに、大豆の販売も手掛けた。しかし「当時大豆はトン単位で仕入れるのが通常だった。大量に仕入れても、顧客が当社から買う大豆の量は5キログラム程度にすぎない。結果的に在庫が多く残るなどの問題が生じた」(同)ことで、大豆販売からは手を引くことになった。

 全国展開を加速するために、代理店網の構築に乗り出したこともあった。また通信販売会社からの引き合いも多いというが、3分の1程度のコストダウンを要請されるなど、条件面が折り合わない。現時点では同社のホームページ(HP)が主要な販売チャンネルだ。

 それでもHPだけで毎月5台から15台が売れているという。「大使館職員など海外居住者が、日本に一時帰国した際に買い求めるケースも珍しくない」(同)。こうしたニーズを受け、日本とは電圧の異なる海外仕様製品も製造、販売している。

 森村社長は今後も通信販売会社との提携を模索する意思はなく、自社のHP上での販売を続けていく考えだ。同時に納豆製造器の取り扱いで得た技術を応用し、納豆を製造、販売することも視野に入れている。

納豆製造器「ふしぎな箱」。大豆本来の味、香りが楽しめるという

納豆製造器「ふしぎな箱」。大豆本来の味、香りが楽しめるという

ワンポイント

さらなる販売台数の増加に期待

 納豆製造器の開発、販売事業に参入した連取電機製作所。既存事業のハンダ付け装置取り扱いとは、材料、販路、顧客などが異なり、それ故の難しさもあったようだ。
 01年の販売開始当時は、代理店網の構築なども目指していた。それから約6年が経過し、現在ではインターネットでの個人客を中心とする営業戦略にシフトした。
 森村社長が幼少のころに食べた納豆の味を再現したいと始めた事業。客からの評判も良いという。通販サイトのリニューアルなどを通じて、販売台数をさらに増加させる余地があるようにも思える。


掲載日:2007年4月 9日

群馬県製造業

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