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元気印中小企業


ソフト開発力を武器に躍進目指す [サイテック]

山口外見社長

山口外見社長

会社名 サイテック(株)
代表者 山口外見社長
業種 ソフトウエア開発
所在地 愛知県安城市三河安城町1-16-5
電話 0566-77-5327

画期的な3次元CAD開発で脚光

 サイテックは3次元CAD(コンピューター利用設計)ソフトウエアなどの開発を手がけている。自動車メーカーの研究部門で開発にかかわっていた吉田康彦会長が96年に独立、社長となって創業した。吉田氏は当時、独自に3次元CADの研究を重ね、2000年に「トポロジーCAD」を開発。従来に比べ作業効率の大幅アップと誤差の低減を実現する3次元CADとして大きな反響を呼んだ。
 画期的なCADであったため、自動車関連メーカーなどを中心に一気に拡販できると見込んでいた。しかし既存の主要CADとの互換性がないという課題があり、それが予想以上に普及を阻んだ。同社のもくろみでは、トポロジーCADの優れた性能が勝り拡販できると踏んでいたが、現実は厳しかった。
 ところが、思わぬ副産物も生じた。トポロジーCADの開発により、同社の技術力、開発力の高さが広く知れわたり、さまざまなソフト開発案件やシステムの課題解決案件などの要請が舞い込むようになった。
 同社のソフト開発力は国にも認められた。文部科学省や経済産業省、さらに運輸施設事業団などが主体となり開発に取り組む国家プロジェクトに参加し、資金的な援助も受けるようになった。
 さらに、03年には汎用解析プログラム「cxCAE悟空」を開発。数値解析法の一つである粒子法を用いた解析プログラムで、各種のシミュレーションに有効なことが実証されている。例えば、金型の使用時の圧力分布など工業製品の製造にかかわる解析のほか、災害時の避難経路の検討など、幅広い分野のシミュレーションに利用できるという。

解析ソフト開発と3次元データ作成を新たな柱に

 05年12月に吉田氏に代わって山口外見氏が社長に就任。「開発したソフトを売るだけでなく、ソフト開発力も売り物にする」(山口社長)との方針のもと、ソフト開発の請け負い業務を経営の第2の柱に据え、営業を本格化した。
 特に力を入れているのがシミュレーションソフトの開発と、3次元CADデータの作成の両請け負い業務だ。シミュレーションは制御や解析に関するあらゆるソフトの開発を引き受けている。また3次元CADデータは従来、データ化が難しかった複雑な形状の製品のデータ化など、技術力が発揮できる業務を引き受けている。両業務とも、自社開発のcxCAE悟空とトポロジーCADを応用し、その性能が事業拡大に結び付いた。
 一層の事業拡大を狙い、07年3月にも横浜市に新たな営業開発拠点「シミュレーション技術センター」を開設する予定だ。関東圏でシミュレーションソフトの開発請負を強化。当初は人員3、4人でスタート、同拠点で年間1億円の売り上げを見込んでいる。

「cxCAE悟空」を用いたシュミレーションソフトは幅広い分野で利用ができる

「cxCAE悟空」を用いたシュミレーションソフトは幅広い分野で利用ができる

Onepoint

開発と営業の相乗効果による事業拡大に期待

 ソフトウエアの開発力は、中小企業としては群を抜いていると見られる。今後、注目度を維持、向上していくには、画期的なソフトを定期的に開発する必要があるだろう。
 もう一つの課題は営業力の強化だ。開発型企業には難題だが、実現できれば、開発力、営業力の相乗効果で事業拡大が見えてくる。またトポロジーCADやcxCAE悟空などの基幹ソフトの販売が軌道に乗れば、一気に事業を飛躍できる潜在能力を秘めている。


掲載日:2007年4月11日

ソフトウエア開発情報通信業愛知県

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