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元気印中小企業


脱下請けを目指す [タイヨー電機]

濱田安幸社長

濱田安幸社長

会社名 タイヨー電機(株)
代表者 濱田安幸社長
業種 電子・電気制御機器の製造・販売
所在地 大阪市北区菅原町11-10 オーキッド中之島ビル6階
電話 06-6314-1110

独自製品の開発に注力

 タイヨー電機は「脱・下請け」を掲げた2003年以降、独自のモノづくり技術と開発やマーケティングの専門家の支援で事業強化を図っている。05年7月に独自製品であるレーザー式欠陥検出装置を発売し、創業20周年を迎えた06年春には、りそな中小企業振興財団などが設ける中小企業優秀新技術・新製品賞で優良賞を受賞。現在は主力製品のマーケティングと新製品開発に力を入れている。
 86年の創業以来、大手メーカーの下請けとして、得意のメカトロニクス技術を駆使したモノづくりを行ってきた。しかし、グローバル化の進展と競争激化による経営に危機感を募らせていた濱田安幸社長は、03年に思い切った改革に踏み切った。下請け脱却のためレーザー式欠陥装置のほか、蛍光検出装置、振動検知装置の温めていたアイデアを国の研究開発事業に応募。開発事業認可が下り、独自製品の開発に注力した。同時に創業以来初めて展示会に出展し、製品ニーズを探った。04年に中小企業・ベンチャー総合支援センターを訪れ、製品開発とマーケティングの専門家派遣も受けた。
 05年にレーザー式欠陥検出装置が完成。同装置への評価も高く、数々の賞を受賞した。06年春の創業20周年パーティーで濱田社長は「株式上場を目指す」と宣言。しかし「06年夏ごろが最悪だった」と振り返る。装置が思うように売れず、それまでの下請け仕事も減り、次の方向が見えなかったという。

HP刷新で営業を見直し

 その逆境にもめげず、顧客視点を重視した営業活動の見直しを図った。まず、自社ホームページ(HP)を見やすさ、使いやすさを意識したものに刷新。検索エンジンの検索結果で上位に来るようページを見直した。
 「パブリシティや展示会出店を積極的に行った」(濱田社長)こととも併せた相乗効果で、問い合わせの8割はHPを経由し来るようになった。「顧客が我々を見つけてくれる」(同)と言うように営業効率も上がった。良い物をつくれば売れる時代ではないと認識し、マーケティングの重要さを思い知った。
 また製品用途も想定外のニーズが多くあることをウェブを通じて知った。展示会への積極出店をきっかけに、蛍光検出装置の別の切り口が見つかった。06年5月には本社、同12月には工場を移転した。一度開発を断念した蛍光検出装置も再度開発に取り組んでいる。
 「完ぺきな装置を作るのも大事だが、顧客がどの程度の製品を望むかに耳を傾けなければ」と濱田社長は語る。精度の良い装置か価格の手ごろな装置か、顧客はどちらを望むか−。今後もタイヨー電機は顧客の声に耳を傾け、確かな技術力を生かした独自の製品作りに挑戦する。


レーザー式ガラス用欠陥検査装置「LD-LAB300」

Onepoint

楽しく仕事を

 独自製品開発という課題を前に、長年下請けであったため当初は何をすべきか手探り状態だった。しかし専門家の助けを借りたことに加え、好奇心、行動力旺盛な濱田社長のもと、独自製品を開発。会社には活気が戻った。マーケティングに目覚めた濱田社長は、夢をかなえる企業「ドリーム・ジーピー」(大阪市北区)を06年9月に設立、会長に就任した。得意のレーザー技術を生かした新ビジネスを展開する一方、顔写真をはんこにする「顔はん」ビジネスを始動。「楽しく仕事ができなければ」と社員の出欠簿に社長自ら自身の顔はんこを押す。


掲載日:2007年3月28日

大阪府 製造業電子部品

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