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元気印中小企業


振動試験機で世界へ [アイデックス]

水口愼一社長

水口愼一社長

会社名 アイデックス(株)
代表者 水口愼一社長
業種 その他製造業
所在地 東京都八王子市楢原町594-1
電話 042-626-0071

米国で聞いた一言が開発のきっかけ

アイデックスはローター式の振動発生装置をコア技術とした振動試験機、整列機の開発、製造、販売をしている。1984年に商社でプラント関連を扱う部門にいた水口愼一社長が39歳で創業した。商社時代に米国を訪れた際に聞いた「製造ラインの中に組み込めるコンパクトな振動試験機があればありがたい」との一言から振動試験器の開発へとシフトし会社創業に至った。
振動試験機は製造ラインで耐久、評価試験などを行い出荷前に起こりうる欠陥や不具合などを未然に発見する。84年に製品化。当初販路を持たなかったが、専門雑誌の新製品コーナーに写真と文章を送ると大きく写真付きで掲載され、すぐに注文が入った。当時、同様の製品が数千万円もする中で、50万円−300万円と低価格が評価された。半導体、電子機器の需要が伸びている時代でもあり「精密機器関連の国内工場でラインを持っている所にはほぼすべてに納入している」(水口社長)という。事実、22年間で約1万台を販売してきた。
95年には振動試験機の振動を応用し振動式パーツ整列機を開発した。パレット上で振動を利用し電子部品などの整列、裏表選別を効率的にでき、生産工程を簡素化、人件費の削減などコスト削減ができる。ある大手企業に納入したところ人件費などの削減につながり「年間で1億2000万円のコスト削減できた」(同)という。
さらに05年には振動試験機の振動装置技術を生かした輸送梱包試験機を開発した。3軸同時振動で、1000キロメートルの実輸送を20分間で90パーセント以上再現・検証可能な試験機だ。輸送時の凸凹などの負荷による破損返品を削減する包装の開発に役立つ。1軸で測定に長時間かかる測定器しかなく、その実用性、価格から評判になり現在同社の売上高の60パーセントを占める主力機となっている。同機の実輸送システム効率、安全について、神戸大学海事科学部輸送包装研究室の斎藤勝彦教授と共同研究を行っている。
今後は輸送梱包試験機の売り上げが伸びると予測。「国内の市場だけでもあと2000台以上はある」(同)とみている。これまでに同社が約2年間で150台を販売してきた。「今年は月に20−30台の販売を目指す」(同)と拡販に自信を見せる。

海外でもデモンストレーション

同社はデモカー4台を用意し全国で無料デモンストレーションを行っている。「実際に使う現場の人が見た方が、良さも伝わりやすい。また良いと伝わるとその場で契約がまとまることもある」(同)と積極的に進める。今後は海外でも同様の販売方法をとる方針。韓国、中国に4月からデモンストレーション専用の車を置き、販売促進を図っていく。同社の海外売上比率は全体の15パーセント、販促を進め20パーセントまで引き上げを図る。


05年に開発した輸送梱包試験機「BF−50UT」

Onepoint

市場は物流すべて

物流には必ず温度、湿度、振動の三つが影響するため製造工程での振動試験は必ず必要となる。そのことにいち早く目を付けニッチ市場で低価格で製品化。売り上げも順調に伸び、安定した経営につながっている。そのため次の開発に時間、資金を十分につぎ込込むことができ、新たな整列機、梱包機の開発へと結びついた。今後は梱包機を主軸に国内、海外での販売を強化する考え。国内で好評を得たデモンストレーションが海外でどこまで浸透し、販売促進につながるかがポイントになりそうだ。


掲載日:2007年3月14日

東京都海外展開製造業

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