本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


自動車向け冷間鍛造部品を供給 [ニチワ]

橋本佳隆社長

橋本佳隆社長

会社名 (株)ニチワ
代表者 橋本佳隆社長
業種 自動車・自動車部品
所在地 宮崎県日南市上方1765
電話 0978-27-1311

金型の自社生産が強み

ニチワは自動車向けの冷間鍛造部品などを生産し、全国の部品メーカーに納入している。宮崎県でも南部の日南市という決して地理的に恵まれているとはいえない環境にありながら、金型を内製化できる強みを活かし、事業を拡大してきた。今後は看板製品である溶接ナット以外にエンジンなどに使われる高機能鍛造部品を強化していく方針だ。
ニチワの近年の動きは非常にアグレッシブだ。2004年に約6億円を投じて本社工場内に工場を増設したほか、06年には中国に進出。日系自動車部品メーカー向けに溶接ナットの生産を始めた。中国工場は09年に二期工事を計画しているが、納入先から増産要請が来ており、予定より早まる可能性が高いという。
ニチワの本社工場では約300種類ある製品を1日に合計約860万個生産する。1個の値段が数銭しかない製品もある中、単価に対する要求は厳しい。同社の強みは「金型を自社生産していること」(平田幸次取締役製造本部長)。単に製品を生産するだけなら合理化できる部分は生産現場だけ。だが金型の自社生産を続けてきたことで金型に関する技術を蓄積しており「金型の超寿命化など見えない部分でコストを低減してきた」(同)という。

オーダーメード型の鍛造部品を強化

金型の内製化は望んで始めたことではない。大阪府東大阪市から誘致企業として日南市に来たものの、金型生産を委託できる会社がなかった。そこでやむを得ず金型生産を社内で始めた。その後コストがかかりすぎるという理由で金型生産の休止を検討したこともあったが、今では金型を内製化していることが大きな強みとなっている。
同社の看板製品は国内シェア20%を占めるという溶接ナットで、創業当時から手掛ける製品だ。だが近年、力を入れているのはシートベルトやエンジンなどに使われるオーダーメード型の鍛造部品。一次部品メーカーとの共同研究にも力を入れており、今は溶接ナットと鍛造部品の売上比率が半々だが、将来は鍛造部品の割合を6割に拡大したいという。
04年に工場を増設したのも鍛造部品の生産を拡大するためだ。独自に開発した製品が採用される事例が増えており、部品メーカーから「どんどん提案してほしい」との依頼が多くなった。オーダーメード型の鍛造部品を次々に開発できるのも自社に金型部門を抱えているためだ。
06年に中国の現地企業と合弁で広東省に工場を新設し、日系企業向けに溶接ナットの生産を始めた。自動車産業ではコスト削減が永遠の課題。今後は汎用品は中国、高機能品は国内とすみ分けを進めていく考え。09年に二期工事を予定しているが、予想以上に納入先から増産の要求が来ている。計画を前倒しする可能性もあり、今後は中国での事業を拡大していく計画だ。


ニチワが生産する溶接ナットや鍛造部品の種類は約300にものぼる

Onepoint

日々の改善努力

九州では工場の新設や増産の動きが活発で06年の自動車生産台数は100万台を突破した。だが南部九州で自動車関連の仕事を手掛ける企業は非常に少ない。そんな中、ニチワは地理的ハンディをものともせず、自社の強みを最大限に発揮し、成長してきた。06年9月期の売上高は35億円。04年9月期と比べ25%増えた。同社の強みは金型の自社生産だが、金型以外にも生産現場の改善に力を注いでいる。今後は海外の工場をいかに活用していくかが、さらなる成長のカギとなるだろう。


掲載日:2007年3月 8日

加工宮崎県自動車部品製造業金型

最近の記事


このページの先頭へ