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元気印中小企業


バス車体から通信機器用収容箱へ [北村製作所]

北村泰作社長

北村泰作社長

会社名 (株)北村製作所
代表者 北村泰作社長
業種 その他製造業
所在地 新潟市両川1-3604-12
電話 025-280-7111

超音波洗浄装置も手掛ける

北村製作所は1936年に自動車の板金と修理で創業した。自動車がまだ珍しかった時代だ。48年に大型バス、67年にトラックや冷凍車、保冷車の車体製作も始めた。現在は積み荷や用途などに応じたさまざまな仕様の車体を製作している。自動車板金のノウハウはトラック車体など現在の製造技術にまで生き続けている。
72年には新規事業として産業用超音波洗浄装置の製作を始めた。同装置の製作は「ゼロからのスタート」(北村泰作社長)だった。そして試行錯誤を経て技術を確立、現在は売り上げの一角を担っている。
洗浄装置のユーザーは電子部品や半導体の関連メーカーが多かった。そのため半導体景気の波は洗浄装置の需要にも影響した。しかし洗浄装置が不振の時でもトラック車体などが売り上げを支えることができた。

売り上げの半分に成長

84年には製作依頼をきっかけに通信機器の収容箱も製造し始めた。箱といっても屋外に設置されて人が中に入って通信機器のメンテナンスをするような大型のものだ。そして現在の主力であるトラック車体、洗浄装置、通信機器用収容箱の3事業がそろった。どれか一つの事業が不況でも他の事業が支える体制ができた。現在は収容箱が売上高の半分以上を占める。
収容箱は有線通信の中継基地用から製作を始めて携帯電話の普及で大幅に伸びた。収容箱の製造はトラック車体の製造と多くの部分が共通しており蓄積した技術を生かすことができた。材料、加工技術、加工機械を可能な限り共通化してコストを削減している。
収容箱は設置場所によって耐久性や機能の要求は大きく異なる。風雨にさらされる。海水がかかる場所もある。豪雪地帯では箱の上6メートルの積雪でも大丈夫な強度にする。冬の間、除雪できないことを想定してのことだ。
収容箱は内部の温度を上げないように温度管理も重要だ。エアコン設置に必要な電気工事や断熱などのノウハウはバス車体と洗浄機の製作で培っていた。
自然環境だけでなく設置環境にも対応しなければならない。道路事情などによってトラックが入れない場所やクレーンが使えない場所もある。そのような場合、分割してヘリコプターで運べるように作ることもある。
通信機器に事故が起こった場合の復旧は一刻を争うだけに対応の早さも重要だ。そこでは車体事業で全国に築いた拠点がアフターサービスに生かされている。
将来はさらなる新分野への参入も考えるが「簡単に見つかるものではない」(同)と慎重に検討している。現在は収容箱が堅調だが「今の状態がいつまでも続くとは思っていない」(同)と危機感も持っている。


通信機器用の収容箱

Onepoint

慎重に企業体力を鍛える

 北村製作所が製品の競争力を高める過程に奇策はない。コスト削減について北村社長は「劇的に下がる特効薬はない。当たり前のことを当たり前にやる」と語る。さらにコスト競争力を高めながら高品質、短納期も実現したのは「今日は1円、明日も1円」(北村社長)とコスト削減を慎重に積み重ねた結果だ。そのような慎重な姿勢によって企業体力を育ててきた。それが多様な製品化や顧客への対応力を生み出す源泉となって新規参入を成功させることにつながったとも言える。


掲載日:2007年2月21日

IT半導体新潟県自動車部品製造業

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