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元気印中小企業


ミュージアム化で世界によろこびを [山岡金属工業]

山岡俊夫社長

山岡俊夫社長

会社名 山岡金属工業(株)
代表者 山岡俊夫社長
業種 製造業
所在地 大阪府守口市東郷通2-7-30
電話 06-6996-2351

【たこ焼き器から環境製品へ】

 山岡金属工業は、たこ焼き器、焼き肉用無煙テーブルなどの調理機器の金属プレス加工を主軸に、屋外用ガスヒーター、電子エアーカーテンなど環境をテーマとした製品ラインアップを増やしている。1962年に「ヤマキン」ブランドで発売した家庭用のガス式たこ焼き器はこれまでに累計200万台を販売し、家庭用たこ焼き器では約96%のシェアを誇る。現在でも年間1万5000台を販売している。また山岡俊夫社長はベルリンの壁崩壊時にドイツに飛び、ベルリンの壁の横でたこ焼きを焼いたという経験の持ち主である。
 同社の特徴は主力の工場をミュージアム化し、地元の小学生から海外の要人まで、さまざまな人を受け入れ、作業場を公開していることだ。「地域社会はもとより、日本、世界に喜んでもらえる企業になる」(山岡社長)ために、00年からスタートさせたミュージアム化プロジェクト「夢工房」は06年4月に迎えた創業50周年を機に完成。「技術開発」では顧客のニーズを引き出し、「技術工作館」と「技術組立館」で商品の加工組み立てを行う。「技術文化館」には歴代の商品が所狭しと陳列されている。ミュージアムには、これまでに累計約2万人が訪れているという。
 同社の原点である、たこ焼き関連グッズと蓄音機やレコードなど昭和期の懐かしいアイテムを集めた「たこ焼きミュージアム(昭和の歴史館)」をオープンさせプロジェクトを終結させた。
 たこ焼きミュージアムを構え、たこ焼きとの関係は深い同社だが、現在のたこ焼き関連事業は売り上げの5%程度。時代に合わせた商品開発と、「改良を重ねて良い製品を徹底的に売る」(同)よう新商品開発と販売体制を確立する。主力商品となった屋外用ガスストーブや電子カーテンなどの環境関連製品の開発は、息子の山岡秀文社長室長が手掛けている。

【「ワンマンのススメ」】

 「創業以来50年間、一度も赤字を出したことはない」(同)と言う同社は、今後の方針も安定性を重視するという。「発展させて上場しようとは思わない。ワンマンの中小企業だからこそ、好きなことができる」(同)と、ワンマン経営の良さをアピールする。
 また、山岡社長は「企業には夢とロマンが必要」と語る。05年春には大阪経済大学大学院の経済学修士課程へ入学した。週に5日は終業後、大学へ通っており、いずれは「博士課程へ進む」(同)と夢を語る。自らで社会経験で積んだ経営ノウハウや知識を論文・文章にすることで、社会に還元したいと述べる。経営者仲間には「『博士号クラブ』を作ろう」(同)と声を掛けているほど。ミュージアムには画伯として描いたレトロな絵画が至る所に展示されている。パワフルな山岡社長が元気印企業を支えている。

たこ焼きミュージアム

たこ焼きミュージアム(昭和の歴史館)

ワンポイント

【夢とロマンが企業を支える】

 社長の人柄は社風に表れる。次々とユニークな取り組みを行い、さまざまな人を巻き込んでいく山岡社長。しかし、その経営観は思いのほか冷静だ。「ロマンは3割、現実が7割。現実は厳しいからこそ、努力は必要」(山岡社長)と経営の秘訣(ひけつ)を語る。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。業績が悪くなっても悲観しないという姿勢で、たこ焼き器から環境製品メーカーへ変身を遂げた。「何事も心の持ち方次第」と笑う。


掲載日:2007年1月10日

加工大阪府環境製造業

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