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元気印中小企業


個人向け医療用機器のトップランナー [パラマ・テック]

深水哲二社長

深水哲二社長

会社名 (株)パラマ・テック
代表者 深水哲二社長
業種 医療用機器
所在地 福岡市東区社領2-19-8
電話 092-623-0813

個人向け医療用機器を開発

パラマ・テックは自動血圧計や携帯用心電図記憶装置などを手掛ける医療用機器メーカー。世界に先駆けて自動血圧計を完成したパラマを前身とし、1988年10月に設立。自動血圧計の専業メーカーとして活動してきた。だが、主な顧客である病院関係は、いまや「成長産業ではなくなり、成熟産業」(深水哲二社長)となっている。そこで同社は個人へと目を向けた。
「個人で使える医療機器を作っていこう」(同)と、約8年前に家庭で使える心電計の開発に取りかかった。「失敗の積み重ねというものがある」(同)と言うように、いくつかの失敗を経験した学習効果で知識を蓄え、01年12月に携帯用心電図記憶装置「EP−201」と「EP−202」を完成。02年7月に販売を始め、自社製品と大手メーカーへのOEM(相手先ブランド)供給によって、病院関係で約1万台、個人で約2万台が使われている。
「EP−201」は重量が120グラムと軽量で、手のひらに収まる。12回分の測定データを保存することができ、胸や手のひらなどで手軽に心電図を測定できる。また装置内にデータの解析機能を付け、心電波形のリズムなどをコメント付きで確認できる。さらに「EP−202」では、パソコンによる心電波形の表示・管理が可能で、インターネットを使ってデータを送信すれば、専門医師によるデータ診断コメントが返答されるシステムも開発している。
同装置により「今まで分からなかった心臓疾患が判明した例が数多くある」(同)という。同社はそのほかにも、心電図、血圧、体脂肪、水分量が1台で測れる家庭用の身体測定器も販売している。「在宅で健康管理ができるシステム」(同)の構築を目指して事業展開を図る考えで、「在宅医療分野の先頭を走っている」(同)と自負する同社の取り組みから目が離せない。

海外市場へ本格参入

海外展開においても、同社は積極的だ。欧州連合(EU)や韓国、中国などで医療機器の販売承認を取得している。そのほかの地域も合わせた海外全体で16社と販売代理店契約を結んだ。販売するのは携帯用心電図記憶装置「EP−201」と「EP−202」、輸液管理機器「ドリップアイ」の3品目。将来的には自動血圧計の投入も考えている。07年に本格販売を始め、年間3億円の売り上げを見込んでいる。また米国やメキシコ、コロンビアなどでの販売も計画する。
深水社長は「技術開発を中心に、世界で評価される企業を目指す」と意気込みを語る。それは技術力に裏打ちされた自信の現れだろう。だが「中小企業は他社の後追いをしても仕方がない。先頭を走っていかないと生き残れない」(同)と油断はみじんもなく、トップランナーでありつづけることを追求している。


携帯用心電図記憶装置−手軽に心電図の確認ができる

Onepoint

販売経路とブランド力がカギ

自動血圧計の専業メーカーとして病院関係へのパイプはあった同社だが、一般消費者市場への販売経路は持っていなかった。個人向け医療機器の販売に際した最初の壁は、どのように販売展開していくかということ。そこへ大手メーカーからOEM供給の話が舞い込んだ。大手のブランド力と販売経路により商品は浸透していったが、深水社長は「(本来なら)自社ブランドであるべきだ」とも主張する。技術開発とともに、販売経路の開拓とブランド力の強化が次の飛躍へとつながりそうだ。


掲載日:2007年1月31日

海外展開福岡県製造業

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