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元気印中小企業


錆びにくい鋼材で飛躍 [テック大洋工業]

鳥潟浩司社長

鳥潟浩司社長

会社名 テック大洋工業(株)
代表者 鳥潟浩司社長
業種 金属加工
所在地 東京都大田区蒲田4-22-8
電話 03-5703-1441

新規市場開拓へ

テック大洋工業は公園施設のフェンスやベンチ、照明のポールなど景観用鋼構造品を幅広く手がけている。錆びにくい耐候性鋼材を中心に設計から加工、施工、メンテナンスまで一貫して対応するのが強みだ。同社は1958年に設立。当初は大手メーカーの鉄鋼部門や石油プラント部門から、道路標識のポールや板金などを受託加工し納めていた。最近は長年の夢だった自社ブランド製品のポール販売も始め、波に乗っている。
金属加工にとって錆は重要な問題で、いかに防ぐかが課題だ。独の化学会社「オルメコン」が錆びにくい塗装システムを開発したという情報を得ると鳥潟社長自ら駆けつけ、98年に業務提携を結んだ。99年にテック大洋工業が51%、残りをオルメコンが出資し資本金1000万円で合弁会社「日本オルメコン」を設立した。
まず、日本オルメコンが製造元、テック大洋工業が代理店となり錆止め塗料「エコストコート」の試験販売を00年に始めた。導電性ポリマーを塗り酸化被膜を形成して錆にくくすると同時に、母材金属の表面を改質し防食電位を高める。鉛とクロムを含まず環境負荷が少ないため、公園などで子どもたちが安心して遊べる。また通常は5−6年に1回錆を落とし錆止め塗料の塗り替えが必要なのに対し、エコストコートは12−13年近く持つのに加え、塗料の厚さも従来の3分の1以下で済みコスト削減に貢献する優れものだ。自動車業界や電気機器業界などこれまで付き合いの無かった業界からも注目を集めており、新しい市場開拓を目指している。

憧れの自社ブランド製品

テック大洋工業は「エコストコート」を塗装したポール「タイヨウポール」の販売を05年に始めた。鳥潟社長は73年のオイルショック時に資材価格が値上がりする一方で客先からは値下げを求められ、受託加工の厳しさを体験した。それ以来、念願だった自社ブランド製品の記念すべき第1号だ。
東京都産業技術研究所と下地塗料との最適な組み合わせや塗る厚さなど塗装技術に関し共同研究開発をした。普通鋼材のほか亜鉛メッキ鋼材、アルミニウム、ステンレスなどさまざまな素材に表面処理を施し、顧客が求める素材を取りそろえられる。
タイヨウポールは東京都大田区の06年度第18回中小企業新製品・新技術コンクールの奨励賞を受賞した。これからはタイヨウポールの拡販に力を注ぎ、営業を現在の12人から20人ほどに増やす予定。道路標識、照明や風力発電のポールなどを対象に、5年後には売り上げ8億円を目指している。


「エコストコート」を塗装したポール「タイヨウポール」

Onepoint

環境に優しい町づくり

テック大洋工業が扱う景観用鋼は幅広い用途で使われる。道路標識や街灯など身近な所に使用するからこそ、環境に優しく安全な物を求めたい。湿気が多い日本では錆防止も大切だ。それに加えタイヨウポールは有害物質を含んでいないことに大きな価値がある。
りそな中小企業振興財団による第18回中小企業優秀新技術新製品賞の奨励賞を06年に受賞、07年1月10日には東京都中小企業振興公社の事業可能性評価も受けて、自社ブランド製品第1号として上場の滑り出しだ。今後の展開が注目される。


掲載日:2007年1月24日

加工東京都環境製造業

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