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元気印中小企業


地域特産品作りの請負人に [アムコ]

天野良英社長

天野良英社長

会社名 (株)アムコ
代表者 天野良英社長
業種 水産・農業
所在地 神奈川県相模原市西橋本5-4-30
電話 042-770-9418

【自治体にノウハウ提供】

 アムコは農業ベンチャー企業として、神奈川県相模原市の名産だった桑の葉を利用した健康補助食品「さがみの桑茶」の開発・製造を手掛けた。同社の天野良英社長は厚生労働省などの助成を得て「さがみの桑茶」を地域特産品に育て上げた実績を生かし、現在は地域特産品開発のアドバイザーとして全国の地方自治体を駆けめぐっている。
 2002年には、滋賀県安曇川町(現高島市)に、ニュージーランドで生産されている機能性の果物「ボイセンベリー」を使った特産品開発のノウハウを提供。日本貿易振興機構(JETRO)の助成を得て、ブルーベリーより高級なベリーとして「ボイセンベリー」の濃縮果汁などの商品開発を手掛けた。
 03年には、日立市を中心とした茨城県北地域の産業活性化の一助として、モンゴル産の機能性果実「チャチャルガン」を使った地域ブランド作りに着手した。ゴビ砂漠などに生息するグミ科の植物で、乾燥に強いのが特徴のチャチャルガンを採石場跡地に植林。茨城県経済局などのバックアップを受け、ビタミンCがレモンの5倍ある果実をジュースやアイスに加工し、特産品として販売している。
 05年には、日本一のにんにく生産量を誇る青森県田子町の新たな特産品として臭いや辛さが少ない機能性にんにくの開発を開始。食品分野以外の地域ブランド創出にも力を入れており、静岡県富士市では、富士山の知識度を計る「富士山検定」導入に向けたアイデア提供や組織作りを手掛けている。

【こつは独自性と人材】

 天野社長は中小企業基盤整備機構の地域ブランドアドバイザーに就任するなど、「地域特産品創出のプロ」として、全国各地の自治体で講演会やコンサルタント業を続けている。同氏は地域ブランド作りの成功の秘訣(ひけつ)として「独自性」「人材」「自治体の協力」の3点を挙げる。
 ある自治体の取り組みが成功すると、同じ商品の2番せんじで特産品を作りたがる場合が多い。天野社長は「他人のまねではうまくいかない」と断言する。「マーケットを絞って投資を集中できる人材の育成がカギ。独自のアイデアを出し、マーケットを見ながら商品を作れるような、やる気ある人材がいないと特産品作りは難しい」(同)という。「自治体トップにマスコミ発表をさせるなどして、引くに引けない状態を作る」(同)ことも必要だとしている。
 今後も国内の各自治体に合った特産品作りを支援し、地方を中心とした町おこしを後押しする方針。自社でも地域特産品の開発に取り組み、「さがみの桑茶」に続くヒット商品の製造・販売に汗を流す。

ボイセンベリー

滋賀県安曇川町(現高島市)の特産品として期待されるボイセンベリー

ワンポイント

【特産品の将来性】

 特産品を用いた地域ブランドの創出は、遊休地の有効活用、雇用機会の拡大、産業の活性化に直結するため、今後も地方を中心とした自治体からの需要が見込める。栃木県佐野市のラーメンなど成功事例もあるが、失敗事例も多いのが現実。いかに消費者の関心を引きつけ、独自性のある商品を開発するアイデアの創出がカギとなる。また、アイデアを具現化するため、市場ニーズを把握し、組織をまとめる人材の育成も課題となってくる。


掲載日:2006年12月28日

ベンチャー地域資源神奈川県農業

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