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元気印中小企業


ネットと自社製品で活路開拓 [八木満タオル]

八木宣彦社長

八木宣彦社長

会社名 八木満タオル(株)
代表者 八木宣彦社長
業種 繊維・繊維製品
所在地 愛媛県今治市延喜甲864番地
電話 0898・22・5155

軽い気持ちでネット販売に挑戦

 全国屈指のタオル産地として知られる愛媛県今治市。タオルは県の重要な地場産業の一つだが、中国など海外からの安い製品の流入で生産量が減少し、タオル産業の地盤沈下が進んでいる。
 1974年のピーク時には500社以上あったタオルメーカーは現在、約150社まで減少している。海外からの低コスト製品に対抗するため各社は、高付加価値製品の開発や直営店の展開、さらに海外販路開拓などで生き残りを図っている。
 こうした中、八木満タオルは以前からの問屋を中心とした販売を基盤に、インターネットを利用した直販システムや自社製品開発に積極的に取り組んでいる。インターネット活用の直販体制は96年にスタートした。「ちょうどインターネットが流行りはじめた時期でちょっとやってみようかなという軽い気持ちだった」(八木宣彦社長)と当時を振り返る。
 ヤギをモチーフにした専用配送箱を用意し、セット販売で2000円、3000円、5000円の3タイプを販売した。工場直送で価格を市場の30−50%に抑え、海外製品以下の価格と国産の高品質を両立させたことで人気となり、会社の認知度も上がった。
 しかし、インターネットの普及につれ、競争相手が増えた結果、予測した売り上げに至らず、10年たった今でも売上高の10%に達していない。「タオルのインターネット販売は難しい。購買層は幅広くなるが、買う周期が2−3年と長いのがネック。営業の補助にはなるがメーンにはならない」(同)という。
 だが、売り上げは小さいものの、新たな柱として今では欠かせない販売ツールとなっている。

マフラーに注力

 自社製品の開発はインターネットを手掛けてから本格化した。ネット販売開始時に60点程度だったが、従来のタオル、バスローブなどに加え、付加価値の高い二次製品を充実させ、タオルマフラーやベビー用品など200点を投入した。中でも注力しているのがタオルマフラー。01年21世紀えひめの伝統工芸大賞で「パイプマフラー」が優秀賞、05年「O2・からくりネック」が奨励賞を受賞した。
 これが引き金になり、ベビー用品と並んでネットでよく売れる商品に育ち、自社製品の売り上げに占める比率は、ネット開始時の2倍の20%までに成長した。
 今後の課題に「オリジナリティーを感じさせる商品作り」を掲げる。ものづくりの見直しや販売拠点整備に加え、新製品開発に研究支援機関や助成金などの活用やネットの再構築によるブランド化戦略を検討中だ。海外からの安い製品の流入は今後も止まる気配はなく、八木満タオルの生き残りを賭けた戦いにも終わりはない。

21世紀えひめの伝統工芸大賞で賞を受けるなど好評なマフラータオル製品

21世紀えひめの伝統工芸大賞で賞を受けるなど好評なマフラータオル製品

Onepoint

早急な支援機関との連携を

 八木満タオルは海外製品に対して早々にネット販売を構築、ユーザーの情報に触れて自社製品を拡充し、問屋以外の販路を新たに開拓してきた。
 だが、今後も海外製品の流入は増え、より高付加価値化するのは明白で、将来にわたり対抗するには、支援機関の積極的活用なしでは「オリジナリティーを感じさせる商品づくり」は難しい。
 現在、他のタオルメーカーの支援機関活用例は相当数出ている。今後、支援機関などとの早期の連携によりさらにパワーアップを期待したい。


掲載日:2006年11月 1日

IT愛媛県製造業

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