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元気印中小企業


すべては1本のUSBデバイスから [サスライト]

植松真司社長

植松真司社長

会社名 (株)サスライト
代表者 植松真司社長
業種 情報通信
所在地 東京都千代田区麹町2−10
電話 03・5275・0123

記憶容量のないメモリスティック

 サスライトは形はUSBメモリーに似ているが、記憶容量のないUSBデバイス「サスティック」シリーズの開発・販売を手掛けている。サスティックは、サーバ上にあるメールやフォルダなどを開く“鍵”のようなもの。サスティックを挿すだけで自動的にプログラムが起動。空港など外部のパソコンから安全にメールチェックなどを行える環境を整える。「挿すだけでアプリケーションを立ち上げる技術がサスライトの強みの原点」と植松真司社長は語る。
 サスティックの開発は「家庭教師をしていた時の教え子の親から『出張先までパソコンを抱えて行くのは面倒だ。何とかならないか』と相談を受けたのがきっかけ」(植松社長)。サーバにデータを保存する形にすればパソコンを持ち歩かずに済むと思いついた。当初は「弁当箱くらいの大きさだった」(同)というが、約6年をかけ小型化を進め、今のサイズとなった。
 完成した製品は記憶容量がないことにちなみ「サスティック ゼロメガバイト」と命名。家電量販店で発売したところ、発想の面白さが反響を呼ぶとともに、技術面でも、ベンチャー技術大賞や中小企業優秀新技術新製品賞で優秀賞を受賞するなど高い評価を得た。

法人向け市場の開拓に力

 2006年4月から、同社は単価の高い法人向け市場へと力点を移し始めている。8月に発表した企業向けシステム「サスウォール」はその一つ。サスティックを挿さないと社内サーバに接続できなくすることで情報漏えいを防ぎ、セキュリティーを保たせる。企業の意識向上を事業拡張に結びつけるのが狙いだ。
 植松社長は法人向け市場の拡大には「サスティックで起動できるアプリケーションを増やす必要がある」と話す。これまでのメールやデータ保存機能に加え、企業でよく使う文書作成や表計算、プレゼンテーション用資料作成ソフトウエアを盛り込み、利便性を高める。
 一方、「ハードだけでなく、ネットワークやソフトウエアについて知っているのも強み」(同)という。サスティックを軸とした社内ネットワークやセキュリティー体制の構築、サーバの運営・保守まで一手に引き受ける。
 「サスティックを使っての事業拡大の芽はまだまだ残っている。事業の多角化は進めない」と植松社長。06年3月期で7000万円ある売上高を超すのが当面の目標。将来は株式上場を目指す。そのためにも、今は技術力を伸ばし、サスティックの可能性を追求し続ける構えだ。

サスティック

サスティックはパソコンに挿すだけで自動的にプログラムを立ち上げる

Onepoint

技術者の心を胸に

 植松社長は在学中にサスライトを興した。ソフトウエアやコンテンツの作成で起業する学生は多いが、デバイスの会社は珍しい。サスティックの開発を進めるため、ソフトウエアの仕事を受け、費用を稼いでいたと当時を振り返る。
 苦労を経てサスティックが完成した時は当然喜んだと植松社長。社長となった今も製品の完成が一番うれしいことに変わりはないという。工学部出身の植松社長は、経営者になっても技術者の心を胸にしっかりと抱いているようだ。


掲載日:2006年11月15日

セキュリティ情報通信業東京都

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