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元気印中小企業


小型スチームプラズマ金属加工機のベンチャー[レイテック]

伊佐太磨喜社長

伊佐太磨喜社長

会社名 (有)レイテック
代表者 伊佐太磨喜社長
業種 金属加工機器製造
所在地 東京都中央区八丁堀3−25−8
電話 03・5540・4788

【水と電気だけでプラズマを生成】

 小型のスチームプラズマ加工機メーカーであるレイテックは、伊佐太磨喜社長が2002年3月に創業したベンチャー企業だ。プラズマ切断機の多くは、コンプレッサーによるエアや、アルゴンと窒素の混合ガスなどの圧縮ガスを利用している。しかし、同社のスチームプラズマ「Zプラズマ」は、水と電気だけでプラズマを生成する。「小型汎用機としては業界で初めて実用化した」(伊佐社長)という。
 水を使うため煙の発生が少なく、窒素酸化物(NOx)がほとんど出ない。また、ガスを使わないので特別な資格を必要とせず、誰でも簡単に作業できる。
 2004年1月から販売を始め、災害現場の人命救助用、大学研究所の実験用、工場内の製造設備の加工用やメンテナンス用として利用されている。同社の2005年12月期の売上高は2400万円。「まだまだ使ってもらえる現場はたくさんある」と策を練る。
 プラズマは、負の電気を帯びた電子と、正の電気を帯びたイオンなどの荷電粒子を含む気体。物質が温度の上昇に伴って、固体から液体、気体へと変化し、さらに温度が上昇した状態で発生する。
 Zプラズマは、この原理を応用した。トーチの上部に水を入れ、電気で起こしたアーク熱でスチームプラズマジェットを発生させる。最大6ミリメートルの鋼板を切断できるうえ、ステンレスや銅などのロウ付けも可能だ。さらに、専用電源を含めても、人間が肩に担いで運べるサイズで、誰でも簡単に現場に持ち運んで作業ができる。

【30年の経験を生かす】

 Zプラズマには、伊佐社長の30年以上にわたる経験が生かされている。伊佐社長は、レイテックの創業前に、産業用機器を輸入・販売する技術商社に勤務していた。30年近く前に、日本で初めてドイツ製のエアプラズマ切断機の輸入を手がけたが、いずれも大手の鉄鋼・造船メーカーの工場で使われる大型のものばかりだった。その中で「もっと小型の切断機へのニーズが必ずあるはずだ」との思いを持ち続けた。レイテックでは水と電気を利用する方式を採用し、小型化の実現を目指した。
 また、勤務していた商社では技術分野だけでなく「経営者として購買、人事管理、資金調達など経営全般を学ぶことができた」と振り返る。Zプラズマの開発資金は、主に中小企業創造活動促進法(当時)の支援を活用したが、その際、自らの経験から「絶対に(開発資金を)引き出せる」という確信を持っていたという。
 また、商社時代の最後の10年間は、経営陣の一人として「リストラに次ぐリストラ」を断行、苦しい時期を送った。心労が重なり、59歳の時に大病で入院、奇跡的に回復出来た時、「もう怖いものはなくなった」と打ち明ける。

6mmの鋼板も切断できる

6mmの鋼板も切断できる

Onepoint

【自社工場、研究所が夢】

 レイテックの当面の目標は、Zプラズマの長所を生かして、安定した経営基盤を構築し、“Zプラズマのレイテック”と言われるようにブランド力を高めることだ。伊佐社長は「将来は自社工場、研究所を持ちたい」と事業の夢を膨らませている。


掲載日:2006年9月13日

ベンチャー加工東京都製造業

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