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元気印中小企業


中高年の職種転換や障害者研修で社会貢献[湘南技術センター]

原田宏一社長

原田宏一社長

会社名 湘南技術センター(株)
代表者 原田宏一社長
業種 設計請負、技術者派遣事業
所在地 横浜市西区平沼1−2−24横浜NTビル3階
電話 045・314・2233

【設計技術者派遣前の研修ノウハウ生かす】

 湘南技術センターは、真空関連装置やプラント設計の請負事業、設計技術者の派遣事業を足がかりに、事業を拡大してきた。仕事の質を高めるには、社員の技術力向上が欠かせない。そのための社員研修を、中高年の職種転換事業や障害者研修事業などにつなげている。
 設計図はCADを使って作るのが一般的。このため同社は、CAD技術を習得させる社員研修を行っている。これを発展させたのが職種転換事業だ。企業からリストラ部門の社員を出向という形で受け入れ、CAD教育を施す。CAD技術を身に付けたところで元の会社に戻す。別の会社に派遣し、そのまま正社員として再就職するケースや、独立するケースもあるという。
 「『古人を新人に変える』ことがキーワードだ」と原田宏一社長は話す。「わが社に出向してきた社員は、最初は気落ちしていることが多い。だが新しい職場が決まり、自分を必要としてくれる会社があると分かると、生まれ変わったように前向きな気持ちで再出発していく」という。

【鎌倉に開発研修センター新設】

 2005年には「開発研修センター」を神奈川県鎌倉市に新設した。フライス盤や旋盤を導入し、設計技術者に材料の加工方法などを教えている。CAD技術などの机上の作業のほかに現場での作業も体験させ、設計に反映させるのが狙いだ。「現場を知らないと、良い設計図が描けない」(原田社長)。将来は取引先の新入社員研修などを受け入れることも検討するという。
 社員研修のノウハウを生かして、聴覚障害者の研修事業も行っている。聴覚障害者に3カ月程度の時間をかけて、ワープロや表計算ソフト、メールの送受信などのパソコン操作、ビジネスマナーを教える。「簡単なデータ加工や報告書であれば、作れるようになる」と原田社長は話す。
 聴覚障害者研修を始めたのは「取引先のメーカーから相談を受けたのがきっかけ」(同)だった。そのメーカーでは障害者が作業している工場を閉鎖し、地方に集約すことになった。企業は一定の割合で障害者を雇用する義務があるため、職種転換させて雇用を継続する必要に迫られた。
 湘南技術センターの研修を受けることで、オフィス事務などができるようになり、配属の幅を広げることができる。聴覚障害者にとっても、働き方の選択肢が増えるメリットがある。これまで聴覚障害者は工場の単純軽作業などに従事することが多く、業務が狭い範囲に限定されていた。同社の聴覚障害者研修事業は、企業のニーズに応えると同時に、社会貢献を実現している。

3次元CADの研修

3次元CADの研修

Onepoint

【収益と社会貢献を両立】

 湘南技術センターは、真空関連装置設計の請負や技術者派遣を中核事業としている。業務を外部に委託し、経営を効率化したい企業ニーズに応え、ここ数年は毎年20%近く売上高を伸ばしてきた。職種転換事業や聴覚障害者研修事業にも積極的に取り組んでいる。企業の実益と社会貢献を一致させて成長を続ける同社の経営手法に注目が集まる。


掲載日:2006年7月12日

サービス業神奈川県

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