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元気印中小企業


煮豆・佃煮・惣菜から健康飲料へ[菊池食品工業]

菊池幸社長

菊池幸社長

会社名 菊池食品工業(株)
代表者 菊池幸社長
業種 食品製造業
所在地 東京都板橋区大山東町9−9
電話 03・3962・1151

【関東地区でトップシェア】

 菊池食品工業は1914年に創業した老舗の食品メーカーだ。煮豆や佃煮、惣菜などの日配食品が主力で、この領域では関東地区でトップのシェアを誇る。創業以来、添加物を原則使用しない商品づくりに徹し、安全と安心、そして健康にこだわってきたことが、多くの消費者の支持を獲得し、「現在の地位を築く基礎となっている」と菊池幸社長は話す。
 とかく老舗といわれる企業ほど保守的になりがちな傾向にある。結果的に市場構造の変化に対応できず、表舞台から退場を迫られるケースが少なくない。こうした定説を覆すかのように、同社が成長し続けてきたのは、常に社会の変化と市場=消費者の声に耳を傾け、商品開発に反映させてきたからだ。
 それを如実に表しているのが、煮豆・佃煮・惣菜に次ぐジャンルとして力を注いでいる健康飲料分野の市場開拓だ。「健康で長生き」(菊池社長)に役立つ商品づくりをコンセプトに、1999年に発売した黒豆の煮汁を濃縮した無糖・無添加の健康飲料、黒豆エキス「サラサラ」は、通信販売だけの販売手法にもかかわらず、消費者の健康志向の高まりを受けてブレークした。
 2003年には、ベルギーで開かれた世界的に権威のある食品コンクール、モンドセレクションで金賞を受賞。また東京・銀座6丁目に情報発信基地となる「黒豆エキス研究所」を開設し、黒豆エキスの有用性を広くアピールするなどの取り組みを行ってきている。

【黒豆効果を実証、さらに飛躍へ】

 黒豆の煮汁には、アントシアニンやリノレン酸、レシチンなど10種類以上の有効成分が含まれ、それが高血圧や糖尿病、免疫力アップに効果があるとされている。「高齢化が進む現代に適した健康飲料」(同)として現在もその勢いは衰えていない。
 しかし、この商品が簡単に生み出されたわけではない。黒豆の煮汁を飲料として商品化するには、安定した品質で誰にでも飲みやすく、継続して摂取できるようにしなければならない。しかも砂糖を含め一切の添加物を使用しないとすれば、さまざまな工夫が必要だ。菊池社長は「温度や時間などの微妙な管理に秘訣(ひけつ)がある」と多くを語らないが、特許出願した「血圧降下剤及びその製造方法」にその一端を垣間見ることができる。
 黒豆エキスがけん引役となり、健康飲料分野は同社の柱となる事業に向けて着実に歩を進めつつある。ただ、黒豆の煮汁を摂取することによる効果が、医学的に解明できていないなど課題は少なくない。現在、公的研究機関や大学などと共同で研究を進めており、これが実証できれば、食品の新しいジャンルとして認知されるのではと期待している。

黒豆エキス「サラサラ」

黒豆エキス「サラサラ」

Onepoint

【「マネされても、マネするな」】

 「マネされても、マネするな」というのが同社のポリシー。それだけに商品企画から開発、製造、販売に至るプロセス管理には定評があり、徹底している。伝統的な味付けだけでなく、黒豆エキス「サラサラ」のようなこだわりある食品を提供し続けてきたことが同社の成長の原動力。現在も、これまでにないオリジナルの製品開発に力を注いでいる。


掲載日:2006年6月28日

健康東京都製造業

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