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元気印中小企業


製造直販型のメガネ店で業績拡大 [ジェイアイエヌ]

田中仁社長

田中仁社長

会社名 (株)ジェイアイエヌ
代表者 田中仁社長
業種 製造業、小売業
所在地 群馬県前橋市川原町777−2
電話 027・230・1100

【デザイン性と低価格を両立】

 メガネを楽しむ若者が増えている。2、3本メガネを持っており、その日の気分や予定に合わせて着け替える若者も多いという。高級品で、1本を長く使うのが当たり前だったメガネは変化している。こうした中、ジェイアイエヌが元気だ。高いデザイン性と低価格の両立をスローガンに、メガネ事業を製造直販型小売業(SPA)で展開し、業績を伸ばしている。
 田中仁社長が金融機関勤務などを経て、ジェイアイエヌを設立したのは1988年。生活・ファッション雑貨の企画、製造、卸を手がけた。メガネ事業は、2000年春に韓国を訪れたことがきっかけとなった。
 当時、日本でメガネは、1本数万円する高級品との認識が一般的だった。一方、韓国ではメガネを3000円で販売する店が流行していた。「玩具のような製品だったが、視察に同行した流通業界の関係者も、そのメガネを買って大喜びしていた。気軽にメガネを買いたいというニーズは、日本でも強いのではないか」。田中社長は、ビジネスチャンスをかぎ取った。
 約1年間の準備期間を経て2001年、福岡市に「ジンズ」1号店をオープンした。従来の雑貨事業で培ったノウハウを生かし、生産をすべて海外で行うことで、レンズ付きセットで5250円という低価格を実現した。

【複合店や服飾雑貨店も】

 また、メガネは服飾雑貨の一分野と明確に位置付け、ファッション性にもこだわった。売れ筋商品でも追加生産はせず、毎月10型以上の新製品を投入する独自のマーチャンダイジング手法を打ち出した。開始当初は「顧客のデザイン嗜好(しこう)を把握しきれず、全く売れない商品も多かった」(田中社長)というが、現場の店長とデザイナーの両者が協力し、製品開発に取り組む体制を2002年に確立。今では「デザインの良い部分を損なわずに、新規性を加えるノウハウを蓄積」(同)し、顧客ニーズに対して的確かつスピーディーに対応することが可能になった。
 ジンズは若者の支持を受け現在、全国に18店舗を展開する。「メガネ店の敷居を低くし、もっと足を運びやすい場所にしたい」(同)との思いから、メガネ店とカフェの併設店、メガネと帽子を取り扱う複合店など新形態の店舗にもチャレンジしている。
 田中社長は「メガネだけでなく、さまざまな商品を通じて、新しいライフスタイルを提案していきたい」と抱負を語る。ジェイアイエヌにとってジンズは、一ブランドにすぎない。婦人服飾雑貨ブランドの「クール ドゥ クルール」はすでに5店舗を構え、2006年秋には紳士の服飾雑貨ブランドも立ち上げる計画だ。メガネ事業で培ったノウハウを生かしたブランド展開の今後に注目が集まる。

毎月、新製品を投入する(ジンズ前橋店)

毎月、新製品を投入する(ジンズ前橋店)

Onepoint

【デザイン力の維持がカギに】

低価格を訴求するメガネ店は、今では珍しくなくなった。その中でジェイアイエヌが支持を受けているのは、商品から店舗内装まで、先端の流行をとらえたデザインを提供し続けているからだ。同社は既存のメガネ事業拡大と新規事業立ち上げを打ち出している。拡大路線を突き進む中で、強みであるデザイン力を維持できるかが成功のカギを握る。


掲載日:2006年3月15日

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