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元気印中小企業


設計・業務支援システムで受発注支援 [山辺]

山辺隆久社長

山辺隆久社長

会社名 (株)山辺
代表者 山辺隆久社長
業種 小売業
所在地 長野県上田市常田3−2−29
電話 0268・22・1151

【東大と共同開発】

 長野県の東信地域の上田市に本社を置く山辺は工具、部品、機械の専門商社として多くの製造業に信用を築いてきた。コンピューターを導入したのも早く、業界の先陣を切ってIT化を推進し、業務の改善や効率化、スピード化を図ってきた。
 2000年に構築した「ウェブ在庫情報管理システム」は、各社が持つ在庫の品名、数量、価格、納期、場所などのデータベースをインターネットを通じて山辺のホームページで紹介。利用者は売り手、買い手とも無料の会員登録制で、実績を上げた。
 それ以前の1997年に、玄場公規東京大学工学系助教授と、カタログのデジタル化によりインターネットで取引する「設計・業務支援システム」の共同研究開発に着手した。この研究テーマは2002年に長野県から「創造法」の認定を受けた。2003年には、経済産業省から「中小商業ビジネスモデル支援事業」に採択された。
 「設計・業務支援システム 設計110番」は2004年に完成した。このシステムは部品や工具など40万アイテムのデータをサイトに網羅して、機能や同等品などをカタログなしで検索でき、物流まで効率化を図った。部品はネジや切削工具など7種に分類。詳細情報は材質やサイズ、価格など10項目に分け、ここから商品群をピックアップできる。山辺隆久社長は「デジタルプラットフォーム(情報のかたまりを格納するという意味)を中小企業が利用することでメリットを享受してもらいたい」と話す。

【中小企業活性化支援システムも】

 これらの研究開発で2004年に、経済産業省から「IT活用型経営革新モデル事業」として認められ、3000万円の補助金交付を受けた。現在、研究に取りかかろうと準備しているのは「デジタル中小企業活性化支援システム=図」。信州大学繊維学部内にある産学官連携支援組織のアサマ・リサーチエクステンションセンター(AREC)と連携して、2006年中には情報公開する計画。
 このシステムは、各会員企業から生産設備の稼働状況などを分析した管理データをインターネットを通じて集め、ARECのサイトにデジタルプラットフォーム化する。各社は空いている設備に加えて独自技術なども入力して、会員同士で仕事や技術のマッチングを図る。これにより中小企業に元気を出してもらう狙いがある。
 山辺社長は「顧客ニーズをいち早くつかんで、無駄のないシステムで素早く供給する対応」が、ビジネスにつながることを重要視してきた。ここ3年間の同社の売り上げは、前年度比で毎年約15%成長と成功を収めている。

デジタル中小企業活性化支援システム図

ワンポイント

【中小企業はもっと利用を】

 中小企業はインターネットシステムのスピード、合理化、低コスト化などのメリットを理解してもっと利用すべきだ。データのデジタル化は、加工したり応用したりできる特徴があり、着実に成果が出ていることから、山辺社長は講演にひっぱりだこという。システムの一層の普及と進化、他の業種への応用など受発注のマッチング拡大が期待される。


掲載日:2006年1月11日

卸売・小売業産学官連携長野県

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