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元気印中小企業


研究者に設備と“環境”を提供 [オリエンタル技研工業]

林進社長

林進社長

会社名 オリエンタル技研工業(株)
代表者 林進社長
業種 ソフト開発
所在地 東京都千代田区神田錦町2−9
電話 03・3233・0821

【東大に寄付講座開設】

 オリエンタル技研工業は、1978年創業の研究実験用設備機器メーカー。製薬や化学薬品、バイオを研究する大学や公設試験場、民間企業向けに開発・製造・販売している。
 「最先端の研究開発(R&D)は最先端の設備で行われる」(林進社長)と、2005年には東京大学医科学研究所に寄付講座を開設。最前線で働く研究者の声を商品開発に取り入れる。
 また、1997年に品質保証・管理の国際規格「ISO9001」、2000年に環境管理・監査の国際規格「ISO14001」の認証をそれぞれ取得するなど世界標準のモノづくりを進める。
 研究施設全体の効率化にも積極的に取り組む。独自に開発したLANシステム「CORES」は複数の研究施設や実験設備をデジタル回線でつないで一括管理するほか、各設備の運転制御、データ収集・記録、安全管理をリアルタイムで行う。また「STORAGE」は研究・実験施設全体の薬品の出入りや在庫を一括管理する。

【デザイン性・居住性を追求】

 国際標準のレベルを保つために、海外の研究施設の情報をくまなく収集している。その結果、欧米で広まりつつあった「ラボラトリー・デザイン」を取り入れた。機能性だけでなく、デザイン性や居住性を考慮した研究室で、研究者の能力を最大限に引き出すという考え方だ。「日本人は研究室には研究機能さえ整っていればいいと思っている。欧米に比べて研究室の環境整備が遅れている」(同)と語る。
 わが国で初めて、研究施設を専門に設計する子会社「プラナス」を設立。共同で次世代型のR&D環境を開発する。白一色で無機質な感じのする従来型の研究室ではなく、暖色系を組み合わせた配色にしたり、木製の戸棚を用いるなどしたりして研究者にとって心地よい空間設計を提案する。「研究室では長い時間をかけて研究が行われる。居住空間として良いアイデアが浮かぶような環境を整えなければいけない」(同)と語る。
 2004年9月期の売上高は51億1000万円。8期連続の増収増益を果たした。「従来型の産業はおおむね海外に進出した。これからは国内で新産業を創出していかなければならない。そのために必要な研究設備機器・施設の需要は今後も伸びる」(同)とみている。
 今後は医療関連の施設開発に力を入れていく。現在は末期がん患者の治療のための施設を開発中だ。そこでは患者自身の免疫細胞を培養、増殖、活性化して、患者に戻す「養子免疫療法」という最先端の研究を行う。「医者や研究者らを自社スタッフとしてそろえ、新しい治療施設など付加価値の高いものを提案していく」(同)と意欲を燃やす。

ラボラトリーデザインで作られた研究室

ラボラトリーデザインで作られた研究室

ワンポイント

【リフォーム需要見込む】

 研究テーマの変更や施設の老朽化など、さまざまな理由で研究室のリフォームが必要となる。そのなかで林社長は、国立大学の法人化をビジネスチャンスととらえる。「研究棟を新たに建てるより、リフォームで対応することが多くなる」と需要を見込む。そうした事情の研究施設は多く、ノウハウを蓄積してきた同社の活躍の場は大きく広がっている。


掲載日:2006年1月11日

東京都環境製造業

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