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元気印中小企業


総合リサイクル業で飛躍 [佐野マルカ]

佐野富和社長

佐野富和社長

会社名 (株)佐野マルカ
代表者 佐野富和社長
業種 リサイクル業
所在地 静岡県富士宮市山宮3507−19
電話 0544・58・5800

【廃家電・廃自動車で大手企業と共同出資会社】

 佐野マルカ(静岡県富士宮市)は金属、廃プラスチックを中心に、総合リサイクル事業を展開している。2003年12月には中古車オークション運営の日本最大手、ユー・エス・エスと共同出資でアビヅ(名古屋市港区)を設立し、オークションで売れ残った流札車の解体・部品リユース・資源リサイクル事業を始めた。アビヅは関東地区でも工場を立ち上げ、全国展開を目指す。佐野マルカは、廃家電リサイクル事業でも富士通ゼネラルなどと「富士エコサイクル」(富士宮市)を設立、2001年春に稼働しており、マテリアル(材料)リサイクルで循環型社会の実現に貢献している。
 鉄くずや廃プラスチックのリサイクルが大きな収益源となり、韓国、中国などに鉄スクラップを輸出している。鉄スクラップは月3万トン程度、紙は同1万トンを処理する。廃プラの再生も量が増え、RPF(プラスチック固形燃料)の販売体制を強化している。
 これらの材料は商社やスクラップ事業者から購入するルートと併せ、廃家電、廃車のリサイクル工程からも大量に供給される。資源有効利用促進法の施行を背景に、同社はいち早く家電と自動車のリサイクル事業の大幅な拡充に乗り出した。

【千葉に自動車リサイクル工場新設】

 「富士エコサイクル」は1次破砕を冷蔵庫、エアコン、テレビ、洗濯機の共通ライン、2次破砕は冷蔵庫と他3商品の分離ラインとして年間約40万台を処理している。プラスチック、非鉄、鉄は同社が保有するリサイクル施設で再生する。事業は初年度から黒字だ。
 自動車リサイクル事業は自社展開に加え、中古車オークションからの流札車を中心に、自らも収集してリサイクルする共同出資会社「アビヅ」を設立し、名古屋で最初の工場をスタートさせた。20億円を投じて、5万6000平方メートルの敷地にシュレッダーマシンを含む処理施設を整えた。月2000−3000台を解体し、発生したシュレッダーダストは40%を材料リサイクル、60%は他のプラスチックと混ぜてRPFや燃料として再資源化する。このため再資源化工場の認定も受けた。
 今後、自動車リサイクルはアビヅに一体化する。2006年4月には千葉県にも解体工場を設ける。ユー・エス・エスは中古車オークション運営で40%のシェア確保をターゲットにしており、アビヅがその環境推進事業部隊となる。
 廃車部品の輸出に加え、流札車の輸出も始めた。同社の佐野富和社長は「もったいないの文化を日本全体に復活させるという大いなる社会的使命を天から与えられている」と語る。2005年6月期は売上高130億円で10億円の利益を計上、自己資本比率は41%に高まった。

徹底した材料リサイクルを展開

徹底した材料リサイクルを展開

ワンポイント

【常に挑戦】

 佐野マルカは、総合リサイクル事業会社として進化し続けている。今後の方向を大きく左右するのはアビヅ。どこでも活躍できるリサイクル集団として、自動車リサイクルでは集中と拡大を強化する。「リサイクル業の終わりは最大の危機であり、最大のチャンスでもある」という佐野社長の言葉は、リサイクル業で答えを出し続けるとともに、常に挑戦するという強い意志を示している。


掲載日:2006年1月11日

サービス業環境静岡県

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