本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


病院向けマルチメディア端末を開発 [プロ・テクト]

菅原正社長

菅原正社長

会社名 (株)プロ・テクト
代表者 菅原正社長
業種 情報機器の企画・販売
所在地 東京都港区東新橋2−7−7、汐留スクエアビル10階
電話 03・5403・7722

【病院向けマルチメディア端末を開発】

 プロ・テクト(東京都港区)は病院専用のベッドサイド端末の企画と商品の販売を行っている。同社の「Medi Client」(1台約25万円)は、液晶モニターにテレビ、インターネット、メール、電子カルテ機能を搭載したマルチメディア端末。約100万台と見られる病院向けレンタルテレビ市場に本格参入し、2006年2月期は前年度実績の5億円を大幅に上回る12億円の販売計画を立てている。数年後のジャスダック市場への株式上場を視野に入れている。
 同社は工場を持たないファブレスメーカーで、液晶端末やタッチパネルの開発を手がける企業として1996年に設立した。2004年夏には技術開発部門を切り離して日本テクト(東京都港区)に移管し、プロ・テクトは商品企画と販売に特化する会社となった。
 「Medi Client」の開発は、2002年から2003年にかけて在宅介護向けのコミュニケーションツールの開発を進めていた時に、複数の病院からタッチパネルモニターの開発依頼が舞い込んだことに始まる。
 患者の枕元で、テレビが見られるうえに、インターネットやメールができて、院内の電子カルテと連動した機能を持ち、誰でも簡単に操作できる製品がほしいという要望だった。
 その話を聞いた菅原正社長は「そうした製品はすでに世の中にあるだろう」と思ったが、「調査の結果、要求されたものがないことが分かり、自社開発に乗り出した」。

【三つの課題を克服】

 病院で使用する端末としてクリアしなければならない課題は三つあった。「音がしない」「壊れにくい」「メンテナンスフリー」−。市販されているマルチメディアパソコンは、インターネットやテレビ機能を搭載しているものの、ファンの回転音がうるさく、ハードディスクがクラッシュする危険性がある。
 同社は課題を解決するため、マイクロソフトの基本ソフト(OS)、ウィンドウズXPの組み込み型をカスタマイズした。1ギガヘルツ以上のOSを200メガヘルツ以下に抑えることに成功し、ファン搭載の必要がないマザーボードを開発した。また、ハードディスクの代わりにコンパクトフラッシュを記録媒体として採用した。
 キーボードの操作ができない人でも、ファクス感覚でメール送信できるペン入力の採用や、検温した体温計を手元の端末に差し込めば、ナースセンターにデータが送信されるといった工夫を凝らした。
 製品は2004年2月の発売以降、これまでに3500台程度を販売している。今後はレンタルテレビ会社と契約し、「5−6年に一度、リニューアルされるレンタルテレビの切り替え時期が販売チャンス」(菅原社長)と考えている。

病院向けベッドサイド端末

病院向けベッドサイド端末

ワンポイント

【100万台市場を狙う】

 日本の医療機関のベッド数は約160万で、このうちテレビが設置されている数は約100万床。市場としては小さいが、ニッチな市場ゆえに競合相手が参入しにくいビジネスモデルが描ける。病院も付加価値経営が求められる時代になっている現在、患者が日常を過ごすベッドで、同社の開発したマルチメディア端末が支持される基盤はあり、市場拡大が期待できそうだ。


掲載日:2006年1月11日

IT卸売・小売業東京都

最近の記事


このページの先頭へ