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元気印中小企業


名古屋市でパソコン支援ソフト普及を担う [ジャスコム]

会社名 (株)ジャスコム
代表者 井崎信孝社長
業種 情報通信事業
所在地 名古屋市中区金山2−4−11
電話 052・331・6430

【講習会開催に市民の反応上々】

 ジャスコムは、産学官一体での新産業創出を目指す名古屋都市産業振興公社の支援のもと、1999年2月にパソコンのリサイクル事業者として設立した。しかし国によってパソコンのリサイクルが整備されたことで、今までのようにリースアップしたパソコンを、法人やリース会社から回収できなくなった。そこで、現在は高齢者や障害者が手軽にパソコンを使えるようにする支援ソフトを地域社会に普及する新規事業に取り組んでいる。市民の反応は上々で、2005年10月からスタートした同ソフトの講習会には540人の募集に対して約3倍の応募があった。
 この事業は、井崎信孝社長が専務理事を務める民間非営利団体(NPO)「ITエコサイクル推進機構」から受託したものだ。支援ソフトはその名も「らくらくパソコンe−なもくん」。名古屋市長の特命で2004年4月に発足した「名古屋市中高齢者向け情報化推進プロジェクト」を通じ、同市や名古屋大学、中京大学、ITエコサイクル推進機構が共同開発した。
 パソコンに同ソフトをインストールすると、マウスだけで操作が可能になり、1クリックで文字を入力したり、ファイルを開いたりできる。画面上の操作ボタンを大きくするなど工夫してあり、パソコンに触れたことがない高齢者でも簡単に使え、体の不自由な障害者も楽に扱えるという。
 同社が受託したのは講習会開催を通じて同支援ソフトを普及する事業。講習会は名古屋市民を対象とし、無料で受講できる。2005年度は2005年10−12月の第1期がスタートしており、2006年1−3月に第2期を行う。2006年度も引き続き行う予定だ。講習会運営やテキスト販売のほか、自宅学習用パソコン提供、インターネット回線接続手続き代行なども行い、充実したサービスを展開している。
 名古屋市をモデルケースとして他都市でも同ソフトが導入されるようになれば、「普及ノウハウの提供事業も展開できる」(井崎社長)と意気込む。

【教育ロボットの教材開発・普及も目指す】

 またITエコサイクル推進機構は産学官による「教育ロボット研究会」に参加しており、これも新たなビジネスチャンスにつなげたい考え。2005年7月に設立した同研究会には名古屋市や名古屋工業大学、一般企業が参加し、教育ロボットの教材開発やその普及を目指している。
 名工大の梅崎太造教授が中心となり、1体5万円の組み立て式人型ロボットを開発。すでに春日井工業高校など六つの高校や大学が採用を決めた。現在は小学校の教材で使用されることを目指して、より安価なロボットを開発中だ。
 2、3年後に安価なロボットが開発され、小学校などで採用になれば、学校の教師に対する講習など普及事業が欠かせない。このため同社はソフト普及同様に、事業の受託を目指している。

パソコンを高齢者でも使えるようにする支援ソフト

パソコンを高齢者でも使えるようにする支援ソフト

ワンポイント

【ノウハウの水平展開がポイントに】

 名古屋市は将来、インターネットで情報を配信する電子市役所の確立を目指している。そのためには市民の情報格差をなくすことが必須で、とくに高齢者らにインターネットなどを使いこなしてもらえるよう、普及事業が急務となっている。同社の支援ソフト普及事業はその先駆けだ。教育ロボットでも普及事業でかかわることになる。ソフト普及事業のノウハウを各種分野に生かせるかが事業拡大のポイントになりそうだ。


掲載日:2006年1月11日

ソフトウェア開発情報通信業愛知県環境高齢者

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