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元気印中小企業


独自の画像圧縮技術で事業拡大 [九州エレクトロニクスシステム]

松尾勝憲社長

松尾勝憲社長

会社名 (株)九州エレクトロニクスシステム
代表者 松尾勝憲社長
業種 半導体製造装置、検査装置、テレビ電話システム
所在地 北九州市八幡西区金剛2−3−3
電話 093・617・5678

【半導体の外観検査技術を応用】

 1971年(昭46)に創業した九州エレクトロニクスシステムは、テスターやハンドラーなど半導体業界向けの製造装置、検査装置のメーカー。レーザーダイオードのセンサー部分の製造装置などでは世界的にも高いシェアを誇る。こうした技術的な裏付けを背景に、現在ではテレビ電話や映像監視の分野に進出している。
 「半導体関連の外観検査は20年ほど前からやっていた」(松尾勝憲社長)という同社。半導体工場は世界中、24時間体制で動いている。この製造現場のメンテナンスを遠隔地からでも行うことができないか−。そのために音声、映像などをリアルタイムで伝達するシステムを構築しようというのが、同社の取り組みのきっかけだった。そんな中で生まれた独自の画像圧縮技術「KAM映像圧縮技術」が新領域への参入を促した。
 これを活用した製品の一つが、テレビ電話システムの「パソテル2」だ。インターネットを利用したテレビ電話システムで、同社独自の動画像データ圧縮技術を応用。標準サイズで320×240ドットという画面の大きさと、その鮮明さが売り物だ。

【テレビ電話と監視の両システムを展開】

 テレビ電話を利用するには、ブロードバンドネットワークへの加入とパソコン、マイク、USBカメラが必要だが、カメラがなくても音声のみの会話は可能。通信会社の使用料固定サービスの加入者であれば、プロバイダーの契約料金だけでテレビ電話が実質使い放題になる。
 「他社の商品の映像とは比べものにならない」と、松尾社長はその品質には絶対の自信を見せる。「リアルタイムテレビ電話の画像を実感してほしい」と、ホームページ(www.pasotel2.com)にアクセスすれば、2006年5月までは無料でテレビ電話ソフトと電話番号が入手できるようにしている。
 また、この画像圧縮技術を使った「ライブサーバ」というシステムも広がりを見せ始めている。監視カメラポイントに小型エンコーダーを設置し、ネットワークを介して複数の監視場所と結ぶ。監視センターなどは設ける必要がなく、ネット上のどこからでもアクセスできるという自由度の高さが特徴だ。
 使用するカメラは通常のアナログカメラでいい。リアルタイム画像でありながら、最高30フレームをそれぞれ独立して操作できるという画期的な操作性が魅力だ。
 今後さらに事業領域を拡大しようとしている同社だが、松尾社長は「絶対に勝つものしかしない」と、明確な経営戦略に基づいた展開であると話す。既に半導体業界では確固たる地位を築いている。映像の分野でも国内外市場で大きく飛躍する時を待っており、複数の企業とのアライアンスを模索している。

パソテル2のテレビ電話の画面

ワンポイント

【飛躍の時機を見据える】

 九州エレクトロニクスシステムは、もともと大手半導体企業の受託企業だった。そんな中でも独自性の高いモノづくりをするという明確な企業像を持ち続けたことで、今では大手企業とも対等の立場で交渉ができるようになってきた。その後ろ盾は何といっても技術力。画像圧縮技術では世界市場を見据えて韓国、米国などでの特許出願も終えており、次のステージへの飛躍を待っている。


掲載日:2006年1月11日

半導体福岡県製造業

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