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元気印中小企業


独自の破砕機でさまざまなリサイクルに貢献 [氏家製作所]

氏家哲男社長

氏家哲男社長

会社名 (株)氏家製作所
代表者 氏家哲男社長
業種 破砕機の製造
所在地 埼玉県さいたま市大宮区三橋1−592
電話 048・663・1081

【累計販売1200台】

 氏家製作所は破砕機「グッドカッター」の製造・販売を手がけている。この破砕機は、ダライ鋼(鉄スクラップなど金属の切削加工くず)処理装置を原型としている。1986年に異業種交流の成果として製品化された。その後、2軸タイプの変則ねじれ刃「ヨカッター」を用い、産業廃棄物や刈り込み枝の破砕機を開発。破砕品目を増やしながら、大型機から小型機までシリーズ化している。同シリーズの累計販売台数は1200台を超え、20年もの間、幅広いユーザーに販売し続けるロングヒット商品となっている。
 製品のコンセプトは『リサイクル』だ。特に破砕機をベースとした「緑のリサイクルシステム」は、枝葉の破砕から堆肥(たいひ)原料の製造までを一貫してこなす。破砕機の剪断力と圧縮力によって剪定枝の切り口にひび割れが生じ、そこから微生物が入り込んで発酵しやすくなる。枝葉は常温で約3カ月発酵させ、堆肥にする。「ゴミの廃棄量を減らすだけでなく、良質な堆肥をつくることで有機農業の振興にもつながる」と好評を得ている。
 緑のリサイクルシステムは栃木農林公園、旧日本道路公団、東京都青梅市役所、東埼玉資源環境組合など首都圏を中心とする約30の自治体や公共団体に納入実績を持つ。これらの自治体や公共団体には年に数回、導入を検討している他の自治体やプラント業者などが見学に訪れているという。

【書類・CDを段ボールに入れたまま処理】

 ほかにも生ゴミ、牛乳パックやペットボトルなどの容器、基板(プリント基板、IC基板)、畳・カーペット廃材など、さまざまな破砕用途に合わせて破砕機を開発している。廃棄物を破砕してゴミの減量化や輸送コストの削減につなげるだけでなく、リサイクルの仕組みをつくりながら社会貢献している。
 同社は製品の品質と信頼性を高めるため、2000年12月に品質保証・管理の国際規格であるISO9001の認証を取得した。ISOの取得により作業性が向上したほか、後継者の育成や技術の継承にも役立てている。また、2001年10月には、技術力や環境面で優れている工場を埼玉県知事が指定する「彩の国工場」に選ばれた。
 2003年5月の個人情報保護法施行により、官公庁や大企業から機密書類の粉砕ニーズが高まっている。これを受けて同社は、これまでの破砕技術のノウハウを生かし、大量の書類やCD、DVDなどを段ボールに入れたまま処理できる破砕機を2005年秋に完成した。「今後も製品サイズや破砕品目の拡充を図り、全国への営業を幅広く展開したい」(氏家哲男社長)とし、技術力の向上に努める。

緑のリサイクルシリーズ

ワンポイント

【破砕品目拡充、需要つかむ】

 氏家製作所は変則ねじれ刃を武器に、破砕機をシリーズ展開している。リサイクルのしやすさを念頭に置き、「世の中から必要とされる破砕機を提供し続けたい」(氏家社長)と、破砕品目の拡充に取り組む。
 緑のリサイクルシステムをきっかけに、公共機関への納入実績が増えた。現在の販売比率は公共機関向けが約30%、企業向けが約70%。製品開発を加速し、官民問わず需要の拡大を狙う。


掲載日:2006年1月11日

埼玉県環境製造業

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