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元気印中小企業


在庫データを1時間ごとに更新 [アールビー]

明部博社長

明部博社長

会社名 (株)アールビー
代表者 明部博社長
業種 製造業
所在地 茨城県土浦市北神立町1−1
電話 029・831・3520

【1985年にIT導入】

 アールビーはノーリツグループの一員としてシステムバスやボイラ、システムキッチンを年間約160機種、10万台生産している。2002年にノーリツが出資比率を30%から51%に高めて子会社化するとともに、社名をロケットボイラー工業からアールビーに変更した。
 同社の加藤武一取締役管理室長は「在庫の管理に最も力を注いでいる」と話す。1機種あたり数百種類の部品を必要とするうえ、年々単価の切り下げ、短納期、高品質の要求が厳しくなることもあり、ITを用いた生産システムの効率化に早くから取り組んできた。
 1985年に工程管理の自動化に着手。汎用機によるコンピューター統合生産システム(CIM)を開発し、自動発注、自動生産計画、自動納期回答を可能にした。これにより、ストック割れや過剰生産の問題を解決した。
 1995年にはLANを構築した。50台を超えるパソコンで受注生産工程管理のデータベースから製番カード、加工指示書を作り、部品所要量管理システム(MRP)と連動させて、製品の精密なデータ管理と品質管理、短納化を実現。図面、見積もり、発注、決済などを電子データ交換化した。
 同社には協力会社が約250社もあり、1995年以前は一日平均約70社に部品の発注をしていた。そのため外注先からの部品納入の遅れが問題となっていた。そこで自動ファクス発注システムも導入。受発注から経理業務、さらに協力会社に至るまでフォローできる生産・管理システムがほぼ完成した。

【生産管理をほぼ終え、現場の効率化へ】

 だが、生産効率化の取り組みに終わりはない。システムを構築した後も、ファクスでの発注をメールに切り替えるなどシステムの改良は着実に続けてきた。
 その間、一日に2回だった部品発注は12回に増え、システムをさらに高度化させる必要性が生じてきた。2004年からは在庫状況のチェックをほぼリアルタイムで行えるようにするとともに、ベースを汎用機から分散型に改めるため、一年かけてシステムを全面的に切り替えた。
 それまで半日前の在庫データを基に発注をしていたが、新システムでは1時間ごとに在庫データが更新され、より実態に近い在庫状態をコンピューター上で確認することが可能になった。また、従来は汎用機の操作がある程度必要だったものが、分散型になったことで、各部署のコンピューターで必要な操作がほとんどできるようになった。 
 加藤取締役は「生産管理の効率化はやれるところまでやった」と新システムに自信をみせる。だが、「実際に物をつくるのはコンピューターではなく現場。今後は現場の効率化を図る」とも。同社の生産効率化への挑戦はまだまだ続く。

SUS天板加工

ワンポイント

【絶え間ない改善がカギ】

 中小企業でも生産管理にITを取り入れる企業は珍しくなくなった。だが、システムの設計と現場の作業内容にギャップがあって、十分に機能していない企業も多くみられる。アールビーは導入から20年間で、「やれるところまでやった」といえるところにまで達した。ITを導入しても一朝一夕で問題が解決するわけではない。改善作業を絶え間なく続けることが、ITを機能させるポイントになる。


掲載日:2006年1月11日

IT生産改善茨城県製造業

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