本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


カプセル製剤のパイオニア [佐藤薬品工業]

佐藤進社長

佐藤進社長

会社名 佐藤薬品工業(株)
代表者 佐藤進社長
業種 医薬品および健康食品の製造販売
所在地 奈良県橿原市観音寺町9−2
電話 0744・28・0021

【受託加工に強み】

 薬の産地として有名な奈良県に拠点を置く佐藤薬品工業は、薬のカプセル充填など、大手医薬品メーカーからの受託加工をメーンにする。2005年4月に施行された薬事法改正に対応し、これまで積極的な設備投資を実施してきた。現在は自社ブランドの健康食品を積極展開中で、ネット販売にも乗り出している。
 2005年3月期の売上高は約62億円。構成は医薬品の受託加工47%、一般用医薬品19%、配置用医薬品7%、医薬品バルク(中間品)11%、医療用医薬品3%、健康食品3%、その他10%。強みである受託加工は60社と130品目で取引があり、業界トップクラス。カプセル製剤や内服固形剤を中心に一定の配分で複数の薬を充填していく技術に定評がある。厚生省のGMP基準に適合した工場を持ち、最新機械の導入にも熱心で、業界から高い信頼を得ている。このほか、一般用医薬品は95品目(自社品)にのぼる。半面、医療用医薬品は7品目(同)と少ない。
 薬事法の改正で製造工程にかかわるアウトソーシングが完全自由化され、大手医薬品メーカーからの受託生産がこれまで以上に見込めるようになった。同社も医薬品の受託加工で受注拡大を狙っている。余剰設備を持つ大手や中堅だけでなく、地元・奈良県の製薬企業も積極的で競争は激化している。しかし「フォローの風が吹いているのは確か。現に引き合いも増えている」(佐藤進社長)という。
 同社は薬事法改正をにらみ、過去3年間に約26億円の設備投資を実施してきた。すでに増設した工場ではフル稼働の状況が続く。今後も「老朽化した設備の更新や新棟建設により、生産能力を30%程度向上させる」(同)方針で、受託加工の売上構成比率を50%以上に引き上げる考えだ。

【健康食品をネット販売】

 一方で健康食品を経営の柱として育成する。1985年からロイヤルゼリーやカルシウム補給食品などを手がけ、配置薬のルートや通信販売で展開してきたが「少々営業力が弱った」(同)と振り返る。そこで4月からインターネットを活用したネット販売を開始。最近はビタミンCやEを含むブルーベリー加工食品「ブルーテイン」を投入しており、「5年内外をめどに事業の一つの柱にする」(同)と気合が入る。利益率が高い一般医薬品も、品ぞろえなどを強化していく計画。医家向けは「チャンスがあれば」(同)と商機をうかがう。
 2006年3月期の売上高は前年度比約4・8%増の65億円の見込み。当期利益は同約40%増を狙う。「受託加工では加工賃の低価格化という懸念材料はあるものの、健康食品を含め、すべてにおいて品質の高さをアピールする」(同)と意気込んでいる。

栄養機能食品「ブルーテイン」

栄養機能食品「ブルーテイン」

Onepoint

【グループ売上高100億円を目標に】

 受託加工メーカーとして、日本で初めて米国食品医薬品局から内服固形製剤の製造許可を取得するなど、製造・品質管理の水準は高い。また関連会社には年商約13億円で健康食品の卸業を手がける佐藤物産(奈良県御所市)など4社あり、製販体制が整っている。グループ全体で売上高100億円が当面の目標。受託加工の拡大と一般医薬品の売り上げ増がカギを握る。


掲載日:2005年12月21日

最近の記事


このページの先頭へ