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元気印中小企業


自立型の事業構造に転換 [永和システムマネジメント]

小山公一郎社長

小山公一郎社長

会社名 (株)永和システムマネジメント
代表者 小山公一郎社長
業種 情報サービス業
所在地 福井市問屋町3−111
電話 0776・25・8488

【金融・医療からオブジェクト指向へ】

 「21世紀にわが社が成長し続けるには事業構造転換しかない。適正な利益をきっちりと生み続ける企業体質を早くつくることだ」−。永和システムマネジメントの小山公一郎社長は、社員に向かって檄(げき)を飛ばす。
 小山社長は福井県内の計算センターから80年に独立、コンピューターソフト開発の新会社を興した。創業25周年を迎えた2005年、「下請け型の事業構造から自社独自の技術開発力の強みをもった元請け、自立型の事業構造へと転換を図りたい」と強調する。
 「金融・医療の永和システムからオブジェクト指向の永和へ」。ここ数年、小山社長は新時代の永和システムが目指す企業像としてこの言葉を社員に投げかけ、意識改革を図るとともに人、モノに積極投資する。
 同社は創業以来、金融・医療分野のソフト、システム開発で成長、その技術力は高く評価されている。02年には東京に進出し、04年に東京支社を開設。現在では全社員約200人中約60人が東京支社で開発、営業に携わっている。
 事業改革の先駆けの成功例の一つが、オブジェクト指向分析設計をサポートする「JUDE」。米国のモデル設計用標準言語であるUMLに基づいたソフトウエアの構造や振る舞いをモデリングし、可視化するツールだ。UML規格の日本発信第1号ソフトで、複数の図とそれを構成する多種の要素を簡単に編集でき、ソフト開発、システム開発の高品質化と開発効率アップで国内外から注目を浴びた。2005年春には、りそな中小企業振興財団と日刊工業新聞社共催の第17回中小企業優秀新技術・新製品賞のソフトウエア部門で優秀賞を受賞した。

【教育ロボットで団体設立、豆蔵と技術提携】

 同社が開発したロボットプログラム学習教材は全国約100の中学・高校の教材用に採用され、技術者教育支援事業も着実に成長している。産学官連携の一環で、2005年5月には福井大学など地元大学や企業、行政と教育ロボットの研究・開発団体「楽習(がくしゅう)とロボット協会」を設立した。「教育とロボット」をテーマに、教育現場のロボットをサポートする機関だ。
 ソフトウエア開発コンサルタント業の豆蔵(東京)と2005年7月に技術提携したのは、事業改革のスピードアップが狙いだ。顧客が必要とするシステムだけをより効率的に提供する豆蔵の技術ノウハウ「enThology」と、顧客要求に柔軟に対応できる永和のシステム開発力をマッチング。「効率的なシステム開発環境と、顧客が真に必要とするシステムを低い投資コストで提供する」(小山社長)。
 同社は金融と医療分野の二本柱に次ぐ事業、オブジェクト指向開発を中心とした技術特化分野・オープンシステム事業の確立を重点課題に挙げている。これら事業改革のため毎年、売り上げの5%を投入している。「新事業が軌道に乗ってきた。今後もJUDEのような自社ブランド商品を数多く開発したい」(同)と意気込んでいる。

オブジェクト指向分析設計サポートツール「JUDE」

オブジェクト指向分析設計サポートツール「JUDE」

Onepoint

【過去にとらわれず改革】

 ソフトの世界は日々激変する。その変化と技術革新に対し、小山公一郎社長は若手社員の意見を採り入れながら大胆に発想し、過去にとらわれず事業改革を進める。「自らのマーケットで独自戦略、創意工夫によって得る利益は、景気や下請けによる“時流の利益”とは全然違う。来年にはもっと元気印企業になっている」と、小山社長は自立型経営への改革に自信をみせる。


掲載日:2005年11月 9日

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