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元気印中小企業


鉄の総合デパート”を目指す[門倉剪断工業]

門倉治社長

門倉治社長

会社名 門倉剪断工業
代表者 門倉治社長
住所 福岡県鞍手郡鞍手町大字木月
電話 0949・42・1471

【厚板切断、少量多品種加工に強み】

 門倉剪断工業は一般鋼材や特殊鋼板、ステンレス鋼板などの切断、加工事業者。特に厚さ50ミリメートル以上の厚板切断の技術には定評があり、厚さ1500ミリメートルまでの加工に対応。“厚板の門倉”としてシャーリング業界でその名を知られている。
 また、こうした事業者には珍しく、メーカーの系列に属さない独立資本の企業だ。「メーカーや商社がバックにいないので、常に背水の陣の気持ちだった」と門倉治社長は話すが、逆にそれを強みとして精力的な営業を展開してきた。現在では九州地区、山口、広島両県で約800社の販売先を持つまでになっており、九州地区でトップクラスの事業者に成長した。
 同社は26歳で脱サラした門倉社長が、父親が経営する会社の一事業部門として69年(昭44)に仕事を始めた。71年に別法人として独立したが、鉄鋼メーカーや商社の後ろ盾がないため、営業面では苦戦を強いられたという。
 同社が生き残りのために取り組んだのが厚板加工だった。72年、1500ミリメートルまでの切断が可能な極厚精密溶断設備を導入したのをきっかけに、厚板加工を中心とする同社の現在の営業体制が形作られてきた。
 また厚板加工に加えて、同社は少量多品種の取り扱いで他社との差別化を図ってきた。一般鋼板に加えて、ステンレス鋼板、高張力鋼板や耐摩耗鋼板などの特殊鋼板それぞれにさまざまな形状、サイズの鋼材を取りそろえている。

【機械加工事業を拡大】

 「将来は鉄の総合デパートを目指したい」(門倉社長)という同社。その言葉通りに、ここ数年、鉄にかかわる事業の幅を広げている。
 その一つが機械加工事業の拡大だ。2年ほど前に近隣の企業が停止した機械加工ラインを引き継いだのが、この事業に参入したきっかけ。このところ産業機械や建設機械、造船など各分野向けの仕事量が増加しており、約2億2000万円を投じて加工能力の増強に踏み切った。
 05年夏までに子会社の若松メカニクス(福岡県鞍手町)に大型5面加工機を2台導入。さらに機械加工の技術者や設計者を新たに採用し、“製缶”と呼ばれる仕事を請け負うプロジェクトチームを結成する。1年後の06年夏には「機械加工部門だけで月間1億円の売り上げを目指す」(同)という。
 現在同社には六つの関連会社があり、グループ全体で約270人の従業員が働く。「いつも目標を持ち、それを達成すれば次のポジションを目指す。30年間そういうスタイルでやってきた」と振り返る門倉社長。持ち味の機動力を武器に「夢を追い続け、夢を実現する企業集団」の実現を目指している。

同社が得意とする厚板加工

同社が得意とする厚板加工

Onepoint

【挑戦の姿勢、全社員に根付く】

 鉄鋼メーカーが絶対的な権力を持っていた鉄の世界で、独立系企業として勝ち抜いてきた歴史が同社の血となり、骨となって生きている。難しい仕事に対して挑戦する姿勢が社員一人ひとりに根付いてきており、門倉社長も「私がいなくても会社は大丈夫」と話すほどだ。機械加工事業などに続いて、今後も“鉄”をキーワードに同社の活躍の場が広がりそうだ。


掲載日:2005年3月16日

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