本文とサイドメニューへジャンプするためのナビゲーションスキップです。

スタートアップガイド

J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト

  • J-Net21とは
  • スタートアップガイド
中小機構
  • メルマガ登録
  • RSS一覧
  • お問い合わせ

HOME > 経営をよくする > 元気印中小企業

元気印中小企業


雑音を拾わない無線機を工場や遊技場へ[ケイヨー]

会社名 ケイヨー
代表者 五十嵐明雄社長
住所 千葉市若葉区都賀3の8の2
電話 043・232・5436

【13人同時会話機を2000事業所に】

 離れた場所にいる多くの人と、直接向き合っているように話せたら−。いろいろな場面で出てくるこの要求に、無線機の技術で応え、注目されているのがケイヨーだ。
 同社は73年に、電子機器メーカーとして創業した。その後、各種環境機器の製造を行っていたが、大手企業を中心に、工場案内や改善活動などに適した無線機のニーズが高まっていることを知った。そこで92年に、電子機器の製造で培ってきた技術を応用して、無線機の製造販売に乗り出した。
 当時もいくつかの大手通信機器メーカーから、工場案内や改善活動用の無線機は販売されていた。しかし、「製造現場は騒音がひどいうえ、体を使った作業が多い。このような作業環境まで考慮した機種はなかった」(五十嵐明雄社長)という。そこに目を付けた同社は03年1月、徹底して使用者側の立場に立った無線機を開発した。
 主に工場案内や改善活動用として開発した「Fragor(フレガー)」は、独自開発のノイズキャンセル機構を搭載し、雑音を拾わないため、耳に負担がかからない。送受信機のサイズは名刺大とし、機動性を高めた。使用エリアは100メートルと広いため配線工事も不要。最大の特徴は、13人が同時に会話できること。別々の周波数に設定した送信子機からの音声を、親機が受信後、一つの周波数に変換して送り返す仕組みだ。

【遊技場向けに32人同時会話機を開発】

 使用者が求める機能を追求した製品づくりが功を奏し、フレガーは大手メーカーの工場を中心に、2000事業所以上の販売実績を持つまでになった。売上高自体は約2億円(03年12月期)と環境機器開発販売のころとあまり変わっていないが、工事が不要で従業員数が削減でき、固定費の低減につながった。フレガーの販売が軌道に乗り、次に五十嵐社長が目を付けたのが、パチンコなどの遊技場業界だ。
 「遊技場に連絡用無線機は欠かせないが、相互連絡が必要な人数が多いうえ、工場と同様に騒音がひどい」(同)ことにフレガーの技術が生かせると判断、04年9月に最大32人が同時に会話できる無線機「YouYou」を開発した。
 子機を送受信一体型で厚さ20ミリ×幅60ミリ×高さ100ミリメートル、100グラムと小型軽量化した。出力や使用エリアを電波法で認められる上限まで高め、アンテナ設置の有線工事も不要とし、導入しやすくした。フレガー同様、ノイズキャンセル機構も搭載している。
 ほしい機能を満たした無線機として、YouYouの販売は好調なスタートを切った。「モノづくりの基本は顧客の視点から考えること。つくり手の押し付けでは受け入れられない」(同)と、顧客第一の製品開発でまい進している。

主に遊技場向けに開発した32人が
同時会話できる無線機「YouYou」

Onepoint

【顧客の視点で製品開発】

 五十嵐社長が絶えず口にするのが、「顧客の視点に立ったモノづくり」という言葉だ。新製品のアイデアの源も、すべて顧客から聞いた生の声だという。ユニークな発想にこだわりすぎ、人の意見に耳を傾けなかったら“売れるモノづくり”はできない。顧客の意見を尊重しつつ高い技術力をフルに発揮することで、同社はさらなる飛躍を目指す。


掲載日:2005年1月26日

最近の記事


このページの先頭へ