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元気印中小企業


納豆からスタートした大学発VB[ハラテック]

会社名 ハラテック
代表者 柏原繁郎社長
住所 福岡県福岡市博多区吉塚本町9の15
電話 092・503・5141

【社会貢献型の事業】

 ハラテックは九州大学大学院農学研究院の原敏夫助教授らが2003年3月に設立した九州大学発のベンチャー企業。大学の研究成果を社会に還元したいという強い思いから会社をおこした。創薬ベンチャーとして一獲千金を狙うのではなく「社会貢献型の事業にする」(原助教授)ことが目標だ。
 事業内容は原助教授の研究成果である「納豆樹脂」の開発販売。納豆樹脂は納豆の粘りを出す主成分であるポリグルタミン酸に放射線を照射し凍結乾燥したもので、自重の2000倍以上の重さの水を吸水し、平均2週間程度で土に分解する特徴を持つ。例えば粉末1グラムを2リットルの水の中に投入し、かき混ぜると「水がすぐにゲル状になる」(原助教授)というものだ。同社では化粧品メーカーに対して、保湿効果の高いスキンケア商品の原料として納豆樹脂を販売しているほか、自社でも保湿剤などを販売する計画だ。

【砂漠の緑化計画も】

 このほか、04年3月には納豆菌を使って家畜排せつ物のたい肥化を促進する副資材「ブロスポリマー」も開発した。おがくずなど他の副資材に比べ、200分の1の量、2倍の速度でたい肥化できるという。11月には「家畜排せつ物の管理の適正化および利用の促進に関する法律」が完全施行され、家畜排せつ物の野積みが禁止される。野積みで対応してきた畜産業者は敷地内に大規模な処理・保管施設を整備する必要があるが、ブロスポリマーを使えば小規模な施設で対応することも可能となる。04年度末までに製品化し、販売する意向だ。
 また土の中で分解する紙おむつの製品化も検討している。従来の紙おむつの吸水剤は分解しないため、処分するには高温焼却しかなく、ダイオキシンの発生原因の一つになっていた。さらに将来は納豆樹脂を使って砂漠の緑化計画を進める構想も持っている。納豆樹脂に泥と水と草花の種子を混ぜて砂漠に投入すれば、泥の中の養分と水が徐々に溶け出し、種子が発芽するという。極めて保水能力が高い納豆樹脂を使えば、砂漠の緑化も不可能ではないと意気込む。

写真:納豆樹脂の特性を活かす

納豆樹脂の特性を活かす

Onepoint

【吸水性と生分解性】

 納豆樹脂の特性を生かした環境関連事業を模索している。技術面のポイントは「極めて高い吸水性」と「生分解性」で、それらの特性を活かせる分野で新製品開発を進めている。


掲載日:2004年5月19日

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