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元気印中小企業


元気な組合事例生揚醤油を共同生産 [福岡県醤油醸造協同組合]

会社名 福岡県醤油醸造協同組合
代表者 有松賢作理事長
所在地 福岡県筑紫野市大字牛島65
電話 092-922-3831

県内109社が参加

 福岡県内の醤油(しょうゆ)業者の9割近くが参加する福岡県醤油醸造協同組合は、醤油の生液である「生揚」(きあげ)などの共同生産をメーンに行っている。2003年3月期の組合全体の売上高は12億8400万円。醤油の消費が伸び悩む中、1995年以降右肩上がりの基調にある。総生産量の9割を占める生揚で、その年間生産量は1万2400キロリットルと堅調だ。残り1割を、つゆ・たれなどの加工調味料が占める。各組合員は共同生産した生揚に熱処理などさまざまな独自工程を加え、それぞれのブランドとして出荷する。
 組合は1966年に中小企業等協同組合法に基づき設立、発足時には131社の組合員が参加していた。現在の組合員数は109社。当初の目的は、技術革新や機械化に対処できる組織体をつくり、組合員である醤油製造業者の合理化や近代化を促すことだった。

大手と競争できる体制

 具体的には醤油の製造工程の8割を占める生揚の生産を協業化して、組合員の設備費や人件費を削減し、大手企業と競争できる生産体制を確保するのが狙いだった。組合員は生揚の生産設備を自社で持つ必要もなく、原料の大量仕入れによるスケールメリットも出る。設備拡充も順次行っており、95年には中小企業総合事業団の高度化資金などを活用して、発酵タンクなどを整備した。
 2000年には九州の醤油業界で初めて、品質管理・保証の国際規格であるISO9002の認証を取得。03年10月には食品衛生優良施設として厚生労働大臣から表彰も受けている。
 そんな組合の今後の課題はまず「生揚生産の技術を、さらに向上させる」(三根秀治理事)ことだ。また消費者の健康志向に対応した新たな商品づくりも課題の一つだ。それに加えて、醤油の醸造技術を生かしてバイオインダストリーの世界で花を咲かせることも視野に入れている。

生揚の圧搾工程

生揚の圧搾工程

Onepoint

食文化の変化に対応

 日本の食文化において700年の歴史を持つ醤油(しょうゆ)も、消費者嗜好(しこう)の変化や販売価格の低下などで、厳しい状況が続いている。年間出荷量を全国ベースでみると、10年前には120万キロリットルあったが、現在は100万キロリットルを切った。そうした環境下、三根理事は「業界の中でも頑張っている」と自己分析。独自の商品力、生産技術を持てば十分消費者にアピールできるということだろう。


掲載日:2003年12月25日

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