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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

株式会社イーダブリュエムファクトリー

事業への強い共感がファンド活用のカギ

代表取締役社長 友納 健一郎
代表者:代表取締役社長 友納 健一郎
本社所在地:佐賀県佐賀市天神3-15-1
電話:03-5847-7040
URL:http://www.ewmfactory.jp/index.html 設立年:2001年
ファンド事業:がんばれ!中小企業ファンド
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):チャレンジ九州・中小企業がんばれ投資事業有限責任組合(株式会社ドーガン・インベストメンツ)

事業概要

Webサイトのコンサルティング業務を展開

イーダブリュエムファクトリーの親会社であるイーダブリュエムジャパンは、2001年の設立以来、大型Webサイトの構築、管理、運用の受託で事業を拡大。その後、構築から運用業務に軸足を移し、現在は顧客の業種や組織に合わせたコンテンツ管理システムを開発し納入するといった、Webサイトのコンサルティング業務を展開する。
 設立当初は、大型案件を受託して集中的に人材が必要となったときに外部クリエイターを活用していたが、それでは社内にノウハウが残っていかない。そこで、06年に佐賀県天神に子会社を設立。東京で受託したプロジェクトを、佐賀の子会社で構築するスタイルを確立した。 現在は、システムの企画を担当するのは東京本社。構築と運用は、子会社のイーダブリュエムファクトリーで行っている。
 佐賀県は友納健一郎社長の出身地、佐賀県にはIT企業が少なく、IT企業に就職したい若者は職を求めて東京や大阪に出て行くケースが多かった。地元で雇用を創出し、地域活性化に貢献したい―。友納社長は、当時参画していたメーカーの海外オフショア開発プロジェクトから着想を得て、リモート構築、運用スタイルを確立した。

EWMグループが提供する運用アウトソーシングのイメージ

EWMグループが提供する運用アウトソーシングのイメージ

ファンド活用の経緯

地域活性化への思いが合致
オフィスの外観

オフィスの外観

IT企業が少ないのだから、人材はいちから育成する必要がある。イーダブリュエムファクトリーでは設立直後の07年4月から、毎年5人程度の新卒学生を採用し続けている。 こうした人材を育てるには資金が必要で、利益が出るまで時間がかかる。さらに「九州の地域活性化」という目標を達成するため、幅広いチャンネルを持ったパートナーが必要だと感じていた。九州の中小企業を対象としたファンド運営会社、ドーガン・インベストメンツを知ったのはそのころだった。
 「何より、九州の地域活性化への思いが合致し、事業モデルを深く理解してもらえた」(友納社長)と振り返る。実は、07年にもチャネル拡大をめざして東証一部上場企業と資本提携を行ったが、事業モデルに関する方向性の違いで、翌年には提携を解消したことがあった。事業に対する共感の強さ。これが決め手となり、09年にドーガン・インベストメンツから資金調達を実施した。

ファンドを活用した効果

人材採用と製作の経営資源を増やし続けられた

11年3月末。イーダブリュエムファクトリーは5期目にして、累積赤字も解消する大きな利益を上げることができた。人材が順調に成長したことで、子会社が独自に受託する案件も増え、全体の3割を占めるほどになった。資金調達なくして、この成長はなかったという。
 「08年からリーマンショックで東京の案件が落ち込んだときも、資金調達を行っていたため、採用と製作の経営資源を増やし続けることができた」(同)ためだ。同じ理念を掲げる同志としての絆は固く、ドーガン・インベストメンツによる九州内のビジネスマッチングも成果を上げている。

若者が入社して育つモデルを確立し、ハローワークなど公共機関との連携も進んでいる。今後は、違う地方でも同じモデルを展開し、地方産業の独自の問題を解決するようなソリューションを提供したいと思いを描く。地場産業の海外展開の手助けもその1つだ。すでに誘致の話は来ているが「まずはここのモデルをしっかりと確立することが大事」(同)と、確かな足取りで歩んでいる。

ファンドを活用するうえで友納社長はつぎのようにアドバイスする。
 外部の活用はうるさいと捉えるかプラスの材料として捉えるか、とらえ方次第。しかし事業を継続的に拡大するには、外部をいかにうまく活用するかも重要な要素。パートナーを探すときには、いかに自分たちの事業を理解してもらうか。共感してもらえるパートナーを探したほうがよい。

2010年度取材事例
掲載日:2011年6月27日

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