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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

自然免疫応用技研株式会社

"生きた経営指導"を受けられるメリットは大きい

代表取締役 河内 千恵
代表者:代表取締役 河内 千恵
本社所在地:香川県高松市林町2217-44 香川県新規産業創出支援センター ネクスト香川301
電話:087-867-7712
URL:http://www.macrophi.co.jp/index.htm 設立年:2006年
ファンド事業:ベンチャーファンド出資事業
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):大阪投資育成第5号投資事業有限責任組合(大阪中小企業投資育成株式会社)

事業概要

糖脂質素材で自然免疫を活性化
自然免疫応用技研の機能性糖脂質製品

自然免疫応用技研の機能性糖脂質製品

自然免疫応用技研株式会社は2006年7月、免疫活性化の技術シーズを元に高松市で設立したベンチャー企業だ。香川大学工学部のキャンパスなどがある香川インテリジェントパーク(高松市)内のインキュベーション施設、香川県新規産業創出支援センター(ネクスト香川)に拠点を置いている。

同社の主な事業内容は自然免疫を活性化させる糖脂質素材の製造と販売で、「小麦発酵抽出物」という糖脂質素材を飼料や食品、化粧品メーカーなどに向けて卸販売するほか、免疫活性などを調べる受託解析なども手がける。

ファンド活用の経緯

コンペでのプレゼンをきっかけに

ファンドを活用した経緯について河内千恵社長は「06年8月に公募された『第7回バイオビジネスコンペJapan』に応募し、同年12月の予選で糖脂質のビジネスプランをプレゼンしたことから」と話す。そこで、あらかじめアポイントを取っていた大阪中小企業投資育成株式会社の業務グループの部長と面談し、「将来は上場も視野に入れている構想を伝えた」(同)という。

そこから同社のベンチャー投資を担当する部長を紹介された。同氏は大阪投資育成第5号投資事業有限責任組合など主にベンチャーファンドのマネージャー格で、同氏が自然免疫応用技研の杣源一郎最高経営責任者(CEO)と面談を重ね、第一期が終わる前に同ファンドから出資を受けることになった。現在までに、同ファンド以外からの出資は受けていない。

ファンドを活用した効果

企業名の認知度が向上

出資を受け入れたメリットについては「投資先として新聞などへの掲載があり、企業名の認知度向上に役立った」(同)ことを挙げる。加えて、大阪中小企業投資育成が主催する投資先企業同士の相互交流を推進することを目的に設立した「年輪会」の会員となったことで投資先企業経営者との交流や事業紹介の機会を得たこともあるという。

河内社長は「投資育成の担当者からも"生きた経営指導"を受けられる点は大きい」と効果を強調する。定期的に投資育成の担当者を交えて行う経営会議では、経営戦略や今後の事業展開、財務改善に関する助言や株主総会のあり方、資金調達に関するアドバイスも得ている。「デメリットは感じたことがない」(同)と断言するのも、それに勝る利点が多いことに尽きるようだ。

これからファンドを活用しようとする中小企業に向けて河内社長は「ファンド活用の第一の目的は資金調達であるが、経営経験の浅いベンチャーにとって、投資家かつ社外株主の視点から助言や評価を受けられることが大きい」という。これがメリット、デメリットになるかどうかの岐路として、きちんと株主への対応が出来るかどうか、加えて投資機関やその担当者との間で、『信頼関係』が築けるかどうかが重要になるとアドバイスする。事前の面談で互いの理念を共有できるか、確認することも大切だ。

今後5年間をめどに初期の設備投資・技術開発を土台にして、第一号糖脂質素材である「小麦発酵抽出物」のビジネスを量ベースでも拡大するとともに、それ以外の新たな糖脂質の開発と販売も目指す。"研究開発型ベンチャー"として、研究開発と知財確立を重視する方針だ。

今春、自然免疫応用技研(株)が中心となる「自然免疫制御技術研究組合」が経済産業省の認可を得て設立された。「人および動物が安心・安全に健康を維持するメカニズム」を、産官学連携のもと持続的に究明し、得られる知的財産を基盤とし、健康維持に役立ち環境に優しい素材・技術を提供するシンクタンク的企業となり、将来的に、自然免疫学研究所、大学、医療施設など公益財団法人の設立に寄与し、国民の健康、教育、福祉へ貢献するインフラ確立の一翼を担いたい」と、河内社長の夢は尽きない。

2009年度取材事例
掲載日:2010年5月24日

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