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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

株式会社クーレボ

新規事業のタイミングごとにファンド出資を利用

代表取締役 佐久間 俊彰
代表者:代表取締役 佐久間 俊彰
本社所在地:東京都新宿区坂町28 三廣ビル9F
電話:03-5360-1377
URL:http://www.cool-revo.co.jp/ 設立年:2007年
ファンド事業:ベンチャーファンド出資事業
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):テクノロジーカーブアウト投資事業有限責任組合(株式会社テックゲートインベストメント)

事業概要

映像配信プラトフォームを提供
ネットワークフォトフレーム「アイマール」

ネットワークフォトフレーム「アイマール」

株式会社クーレボは、住友電気工業の次世代情報通信システム市場開拓プロジェクトから2007年9月に生まれた企業。IP放送の全国配信網を利用した、企業や市民コミュニティー向けの映像配信サービスが主力事業だ。10年からはデジタルフォトフレームを活用した情報配信にも着手し、事業領域を広げている。

住友電気工業からのカーブアウトということで、立上げ時からカーブアウト専門ファンドのテクノロジーカーブアウト投資事業有限責任組合(株式会社テックゲートインベストメントが運営)から支援を受けている。資本金3億1,550万円のうち約過半数は同ファンドからの出資だ。

設立から2年間は、IP放送事業に集中してきた。企業向けでは生命保険会社での社員教育放送や、大手学習塾での遠隔授業放送にシステムを導入している。市民コミュニティー向けでは徹底してニッチ市場を狙い、在日中国人やブラジル人向けのIP放送で顧客を増やしてきた。

しかしIP放送事業では、放送用端末を顧客にレンタルするため、顧客が増えるほど資金需要が窮迫するというジレンマがあった。放送用の映像コンテンツの調達にも手間と資金が必要だった。さらに急激な景気悪化が後追いする。「3年目で黒字化という計画の達成は難しい状況になり、つぎの手を考える必要があった」と佐久間社長は振り返る。

そこで10年から新規事業としてスタートしたのが、ネットワークフォトフレーム事業「アイマール(i-mar)」だ。写真閲覧媒体として急速に普及が進むデジタルフォトフレームをメディア化し、企業コンテンツや広告をインターネット経由で自動的に配信するサービス。企業はクーレボと契約し、クーレボのコンテンツサーバに情報をアップロードすれば、端末利用者に情報が配信される仕組みだ。

この事業のためにクーレボは専用フォトフレームを開発し、台湾企業に生産を委託。3月からフォトフレームを大手家電量販店で販売することが決まった。また地方新聞社と連携し、読者にフォトフレームを通じて情報や広告を提供するサービスも始める。カタログ通販会社などからの引き合いも多い。「顧客の囲い込みをしたい企業のニーズと合致した」ようで、滑り出しは順調だ。

ファンドを活用した効果

技術と事業の可能性を評価して出資してくれる

新規事業に向けたインフラ構築と、フォトフレームの開発・生産には1億2,000万円程度の設備投資が必要だったが、ファンドなどからスムーズな資金調達が行えた。アイマールの廉価版と高級版の発売も予定しており、「2010年4−5月には増資の第2ラウンドをする予定」。2−3億円の増資を検討中で、ファンドも前向きに検討を開始している。

このようにクーレボは新規事業のタイミングごとにファンドの支援を受けている。佐久間社長は「赤字の状態でも、ファンドは技術と事業可能性を客観的に評価し援助を続けてくれる。とても助かっている」と話す。

一方、投資会社への要望もある。「1,000−2,000万円単位の、機動力のある事業資金の調達を支援してほしい、そういう資金をもう少し入れてもらえると現場は助かる」。変化の激しい時代に中小企業が対応するためには、機動性のある資金援助が不可欠と言える。

黒字化のめども立ち、クーレボは今後IP放送とフォトフレーム事業の2本柱での成長を目指す。

2009年度取材事例
掲載日:2010年3月 4日

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