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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

株式会社ロックウェーブ

夢を持つ起業家にファンドは有効

代表取締役 岩波 裕之
代表者:代表取締役 岩波 裕之
本社所在地:滋賀県大津市におの浜4-7-5
電話:077-525-1073
URL:http://www.rockwave.co.jp/index.html 設立年:2005年
ファンド事業:ベンチャーファンド出資事業
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):滋賀ベンチャー育成ファンド投資事業有限責任組合(フューチャーベンチャーキャピタル株式会社)

事業概要

電子商取引関連システムで事業展開
携帯サイトの作成過程のサンプル

携帯サイトの作成過程のサンプル

不況下でも根強い人気を持つ通信販売市場。最近はテレビだけでなく、パソコンを活用した電子商取引(EC)など、利用形態はますます多様化している。株式会社ロックウェーブもEC 市場の拡大を受け、関連システムの開発などの事業を展開中。同社の場合、携帯電話に特化したシステムを提供している点が特徴だ。

ターゲットは通販業者で、SaaS(ソフトウエア機能のサービス提供)方式を採用している。同方式はユーザーの利用したい各種アプリケーションソフトをインターネット経由で提供する仕組み。ソフトを組み込んだサーバはロックウェーブ側で管理するため、ユーザーの通販業者は機器やソフトを自社で所有しなくても、通販用サイトの作成と運営が行える。作成サイトはデザインの自由度が高く、検索にも引っかかりやすいという。

ファンド活用の経緯

担保なく銀行借り入れは無理
携帯サイトの作成例

携帯サイトの作成例

同社は2005年に設立した。09年6月期の売上高は約6,000万円。10年6月期には倍増の1億2,000万円を予想している。岩波社長は設立当初から「パソコンを利用しない層も、携帯電話の通販サイトなら使う可能性がある」と確信していた。ただ、この時点ではアイデアのみ。岩波社長の考える事業を軌道に乗せるには、初期段階から設備資金が必要だった。

しかし、市場性の高さを肌で感じていても、投資家から見れば事業リスクは決して低くない。借り入れに必要な担保もなく、「銀行からの資金調達は無理だった」と岩波社長は振り返る。そこで投資会社であるフューチャーベンチャーキャピタルと接触。同社が運営し、中小企業基盤整備機構、滋賀県などが出資する「滋賀ベンチャー育成ファンド投資事業有限責任組合」から資金を得ることに成功した。

ファンドを活用した効果

シェアトップを狙う

事業を立ち上げるタイミングを考慮しなければ成長市場をとらえることは難しい。特に新ビジネスは、新市場の創造に結びつく可能性を秘めている。岩波社長は「新市場を生み出せば、地域経済の発展や活性化につながる」と指摘。「ベンチャー起業家で夢を持っている人や第2創業を行う場合、出資は有効」とメリットを強調する。

一方で、岩波社長は「出資者が増えると、経営に多くの意見を組み入れる必要が生じる」と話す。「事業の内容や進ちょく状況についての説明回数も増えてくる」(岩波社長)。特に「出資者と利益の一致がないと、経営側には逆にデメリットに陥ってしまう可能性もある」点について十分な意識が求められるという。

携帯電話の通販市場の拡大に伴い、同社でも通販業者向けサイトシステムの提供サービスでシェアトップを狙う。現在、携帯通販業者全体のサイト利用社数は20万から30万件。同社は800社にシステムを提供しており、4―5年後には2万―3万社に拡大を目指す。

トップ獲得のため、通販業者の意見を取り入れたサービス提供に注力する方針。設備投資の実施も予定している。同時アクセス数の増加対応など負荷分散できるように、保有サーバの機能強化などにも取り組む。

岩波社長は「長期的な経営を考えた場合、ある程度の資金がなければ、一定の事業ラインに到達しない性格の会社がファンドを利用すべきだ」と力説する。そして必要な資金をファンドから調達する要は事業計画にある。というのも、出資側はアイデア段階で資金を出す形となるので、経営者がしっかりとした事業目的と計画を作り上げれば、資金も集まるというわけだ。

しかし最も大事なのは「夢と情熱を持つこと」(岩波社長)。「つらくても決してあきらめない姿勢が肝心」との見方を示した上で、「チャレンジ精神に加え、多くの人を幸せにする情熱を持てる人に活用してほしい」としている。

2009年度取材事例
掲載日:2010年2月 8日

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