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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

株式会社ブルーマウステクノロジー

世界に向かって自社ブランドを確立するために

代表取締役 三浦 武
代表者:代表取締役 三浦 武
本社所在地:青森県弘前市川先2-2-2
電話:0172-55-0160
URL:http://www.bluemouse.asia/ 設立年:2002年
ファンド事業:地域中小企業応援ファンド
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):あおもりクリエイトファンド投資事業有限責任組合(フューチャーベンチャーキャピタル株式会社)

事業概要

誰もが使える手のひらサイズの入力装置
新世代入力装置「OZUPAD(オズパッド)」

新世代入力装置「OZUPAD(オズパッド)」

日本から世界へ−。株式会社ブルーマウステクノロジーの新世代入力装置「OZUPAD(オズパッド)」をパリやニューヨーク、また世界中のあちこちで見かける日もそう遠くない。同社は政府系ファンドを活用し、自社ブランドのラインアップ拡充、販路拡大を進めている。

新世代入力装置は、手のひらに載せて親指と人さし指で操作できる。マウスが平面での操作であるのに対して、手のひらでの操作となるため、寝たきりの人や福祉関連の用途にも応じる。同社は装置開発を手がけ、製造は海外拠点で委託製造する。ファンドで得た資金はオズパッドのラインアップを拡充し、海外で拡販するために利用した。

オズパッドの機能には装置を空間操作できるポインティング機能、360°全方位にマウスを操作できるジョイスティック機能が搭載してある。新たに発売した「オズパッドスリーウェイ」は、さらに通常の光マウス機能を搭載した。2010年3月にはワイヤレスで操作できる「オズパッドエアー」を発売予定。

商品のラインアップ拡充と並行して進めるのが海外での拡販だ。欧米、台湾、スウェーデンと一気にエリアを広げる姿勢。

ファンド活用の経緯

段階を踏みながら出資を受ける

同社は09年2月に1,000万円、同年10月に2,500万円と、青森県と中小企業基盤整備機構が出資する「あおもりクリエイトファンド」を二度活用した。この間銀行からの借り入れは一切受けていない。銀行から融資を受けた場合、借りた以上は返さなくてはならない。これに対してファンドによる出資は、あくまでベンチャーキャピタル(VC)の自己責任で実施するもの。「開発案件についてよく調べ、VCが面白いから一緒にやりましょうというスタンスは、我々が自社ブランド製品の認知を広げようとしたときに追い風になる」(三浦社長)という。

ただ、出資を受けるにあたって三浦社長がこだわる点もある。出資比率だ。トータルで3,500万円の出資を受けて、何も対策を講じないでいるとVCのシェア率は5割を超えてしまう。これを避けるため、二度目に受けた2,500万円のうち、1,000万円を転換社債とし、自己資本に占めるVCの出資比率を4割程度に抑えた。

通常、1回の出資で多額の資金調達をする場合が多いが、同社は1回目より2回目と段階を踏みながら少しずつ出資を増やしている。

ファンドを活用した効果

資金づくり、資金運用をともに考える

「オズパッドの売り上げが伸びて、増産体制が必要になれば」と条件をつけながら三浦社長が考える今後の展望は、増資だ。その場合も政府系ファンドからの出資を検討している。「自治体のバックアップがあるなら、変なことをしてくる可能性は少ない。もう1社、別のVCから出資を受ければ、創設メンバーが30%、あおもりクリエイトファンドが30%、もう一社で30%程度の出資比率でバランスがとれる」と三浦社長は明かす。

VCの活用方法は出資を受けるだけではない。同社では社外取締役として、VCから人材を迎えている。財務・経理の相談は税理士にもするが、「目の前の資金の運用、目の前にないお金をどうつくるかなどについて担当者に相談している」(三浦社長)という。

世の中にないものをつくり出し、世界中で認知を進めながら自社ブランドを確立するという同社の未来展望図は、ファンドによる出資を活用しながら少しずつ実現しつつある。

2009年度取材事例
掲載日:2010年2月 2日

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