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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

株式会社テクノスター

世界標準となるような技術の開発を目指す

代表取締役社長 立石 勝
代表者:代表取締役社長 立石 勝
本社所在地:東京都港区六本木2-5
電話:03-3583-7333
URL:http://www.e-technostar.com/ 設立年:2002年
ファンド事業:ベンチャーファンド出資事業
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):投資事業有限責任組合アステック・テクノロジー・インキュベーション・ファンド(先端科学技術エンタープライズ株式会社)

事業概要

CAEの開発、販売

株式会社テクノスターはCAE(Computer Aided Engineering:コンピューターを利用したエンジニアリング)の開発、販売を手掛けている。同社は2002年に設立。解析モデル作成における効率向上を目指してソフトウェア「TSV-Solutions」の開発に取り組む。そのシリーズとしてCAEの前・後処理(プリ・ポスト)向け汎用ソフトウェアなどを販売している。自動車や船舶、家電製品などの開発現場をターゲットに見込む。こまめに顧客のもとに足を運び、要望を活かした製品開発を心がけている。

同ソフトの特徴として、立石勝社長はまず「ブラウザ上で安定してモデルを網目状に切ることができる」点を挙げる。多数の部品のアセンブリー(組立て)機能や、自動的に中立面(部材の板厚の中心面)を薄く抽出できる機能などを持つのもメリットだと語る。「部品などにかかる衝撃などについて短時間で解析できる。ソフトウェアに任せられる作業は自動化し、技術者はクリエイティブな仕事に専念したほうがいいと思う」と立石社長は性能に自信を見せる。

自動アセンブリ機能の表示画面。合わせ面を検索し、共有面を作成するのは同社独自の技術

自動アセンブリ機能の表示画面。合わせ面を検索し、共有面を作成するのは同社独自の技術

ファンド活用の経緯

ファンドのアグレッシブな姿勢に共感

同社は設立直後にファンドから資金を調達した。その理由を、「独自の高い技術を持っていても、事業を軌道に乗せるまでに3年はかかる。それまでの運転資金が必要だと思ったから」と立石社長は振り返る。検討を重ねた結果、先端技術を扱うベンチャー企業への投資を手掛けるアステック・テクノロジー・インキュベーション・ファンドに決めた。理由に「若林拓朗社長のアグレッシブな姿勢に共感した。新しい技術が持つ可能性に対しても、理解があると感じた」点を挙げる。

同ファンドからは監査役を受け入れ、事業計画の見直しなどのアドバイスを受けている。ファンド活用を検討する企業には「適切なパートナーを紹介してくれるなど、経営目線を持ったファンドを見極めたほうがいい」とアドバイスする。

TSV-Solutions「TSV-Pre」。中立面自動抽出(左)と板厚表示の際の画面表示(右)

TSV-Solutions「TSV-Pre」。中立面自動抽出(左)と板厚表示の際の画面表示(右)

ファンドを活用した効果

売るだけでなく顧客のニーズに的確に応える

「夢はCAE分野の世界一。世界の標準となるような技術を開発し、広めたい」(立石社長)。設立当初から海外展開を見据え、04年にドイツ・ミュンヘンに現地法人(現在は閉鎖)、06年には中国・北京に駐在員事務所を置いた。製品開発にあたっては、日本だけでなくインド、中国、韓国から優秀な技術者を集めて取り組んでいる。

「世界一になるためには、名実ともに会社が安定していなければならない」 そのための課題となっているのが営業。大手ソフトウェア会社などのパートナーの販路を活用する計画を立てている。すでに国内の数社と連携している。

「いままでにないものをつくれば一気に売れると期待したい。ただ、製品が製造現場に根付くための仕組みとして、シナジーは必要」 国内の企業と組むことで"日本ブランド"のメリットをアピールすることもできるとにらむ。

社内においても立石社長は「1人ひとりの営業担当者が1,000万、2,000万円と売上げを出せるようになれば皆が幸せになれる」とハッパを掛ける。

単にソフトを売るだけではなく、顧客のニーズに合わせたカスタマイズも手掛ける。セミナーを随時開くなど、自社ソフトを使った教育にも力を入れている。上場も視野に"夢"の実現に向け今後も突き進む考えだ。

2009年度取材事例
掲載日:2010年1月25日

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