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こうして活用しよう 中小企業向けファンド


企業事例−新事業展開編−

株式会社デジタライズ

理詰めで経営を考えるという無形のメリットも得る

代表取締役 藤本 英俊
代表者:代表取締役 藤本 英俊
本社所在地:広島県広島市西区西観音町2-1 第3セントラルビル1F
電話:082-532-6350
URL:http://www.digitalize.biz/ 設立年:2002年
ファンド事業:ベンチャーファンド出資事業
同社に投資を行った出資先ファンド名(無限責任組合名):企業育成型ひろしま投資事業有限責任組合(株式会社広島ベンチャーキャピタル)

事業概要

デザインからシステム構築、サポートまでを一貫提供
「Pitta」のトップページと詳細画面

「Pitta」のトップページと詳細画面

株式会社デジタライズは2002年、藤本英俊社長が立ち上げたウェブサイト構築、システム構築などを主力とするITベンチャー。当時、広島にはホームページの制作会社は少なく「それなら自ら会社をつくろう」(藤本社長)と、旗揚げした。創業時、弱冠22歳だった藤本社長はサラリーマン経験もなく、それこそ「請求書の発行すらどうしたらいいかわからない」状態。文字通り手探りのままでの船出だった。

主力のウェブサイト構築事業における同社のセールスポイントは、自ら営業しデザインからシステム構築、サポートまで自社で一貫して行う点。ウェブサイト構築の仕事は藤本社長が「縄文式ビジネス」と言うように、受注生産型の色合いが濃い。同社はこの弱点をカバーするために早くから営業担当者を置いた。いまでは7人の専任担当者がいる。さらに23人のスタッフを擁するのも強み。デザイナー、プログラマーを自社で抱えていることが、一貫した対応を可能にした。この事業も「最近は専門性が強く、さまざまなスキルを持った人材が必要になっている。ある程度の規模の会社でないと対応しきれない」というわけだ。

ファンド活用の経緯

創業前からのつてで...
デジタライズのオフィス内の様子

デジタライズのオフィス内の様子

資金も経験も乏しい藤本社長が起業し、順調にビジネスを拡大できたのは、ベンチャーキャピタル(VC)を含めた周囲の支援が大きい。創業前からひろしま産業振興機構とつながりがあり、そのつてで広島県の創業支援融資制度を活用することができた。300万円でスタートした資本金は7年ほどで1億円まで膨らんだ。

県の融資を受けた頃から広島ベンチャーキャピタルとの関係ができ、08年6月に広島VCのほかngi group、エス・ケイ・ベンチャーズ、ごうぎんキャピタル、とっとりキャピタルの5社が出資。今回、ngiと広島VCが追加出資するほか、新たに中国銀行、いよぎんキャピタル、大和SMBCキャピタルが参画する。経済環境が厳しさを増す中での増資となる。

ファンドを活用した効果

経営アドバイスや顧客・オフィスの紹介などのメリット

藤本社長は「VCとの関係で困ったことは何もない」と断言する。経営のアドバイス、顧客や自社オフィスの紹介など直接的なメリットだけではなく、「事業計画の策定など理詰めで経営を考えるようになった」という無形のメリットもあるようだ。

増資により体力を付け、インターネット上の広告配信サービス「Pitta!」の事業化に本腰を入れる。「Pitta!」は、いわゆる広告マーケットプレイスで、ウェブサイトの広告枠をオンラインで販売、購入するサービス。大手のポータルサイトから個人のブログまで、多種多様な広告枠を揃え、広告主は目的に合った出稿先を探し出すことができる。ウェブ広告を買いたい人と売りたい人を結びつけるのが狙いだ。

この事業の発想のベースになったのは、「ネット上には小さな媒体もたくさんあるがそれを流通させる仕組みがない」こと。広告枠を売りたい側はサイトに張るだけで報酬が得られ、出稿したい側は日額10円から出稿可能という手軽さが受けた。実際、大量の情報が流れるネット上で目的に合った広告枠を選ぶのは大変。それを解決するのがこのサービスだ。当面このシステムの拡充と事業拡大に全力を挙げる。

全社の当面の目標は売上げ12億円、従業員50人の規模。もちろんIPOも視野に入れている。藤本社長には、VCはハードルが高いとの思いがあったようだが「きっちりと事業計画を説明できれば、意外とスムーズに出資してもらえた」と、ベンチャー経営者にエールを送っている。

2009年度取材事例
掲載日:2010年1月25日

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