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HOME > 経営をよくする > こうして活用しよう 中小企業向けファンド > ファンドの仕組み

こうして活用しよう 中小企業向けファンド

ファンドの仕組み

解説:中小機構のファンド出資事業

資金調達の複線化−。新たに事業を起こす場合でも、既存の事業を再生する場合でも、企業経営とお金は切っても切り離せない関係にあります。ただ、株式上場していない中小企業の場合、当然、株式市場から資金調達はできず、金融機関に借りるなどしてお金を工面するしかありませんので、調達手段が限られます。中小企業の担保や個人保証による銀行からの融資だけでは限りがあるとして、国は、流動資産担保融資(ABL:従来の売掛債権のみならず棚卸資産=在庫も担保にできる融資)やファンドを通じた資金供給など、その調達手段を広げる事業を推進しています。

ファンドとはどういうもの?中小機構のファンド出資事業の仕組みは?

ファンドとはさまざまな投資家の出資により構成されている『資金の集まり』=『基金』で、その資金を活用し、投資会社が企業等へ投資を行っています。中小企業基盤整備機構(中小機構)は出資者の一人として、ベンチャー企業・中小企業への資金提供や支援を目的とするファンドに資金を提供することにより、創業間もないベンチャー企業等の資金調達の機会を増やしています。

なお、本事業では、中小機構が直接ベンチャー企業・中小企業への投資を行うのではなく、ファンドを運営するベンチャーキャピタル(VC)等が、個別企業の審査及び投資を行っています。(図1

図1

中小機構が出資するファンド出資事業には、ファンドが出資・支援対象とする企業のステージや特徴に応じ、以下の5つの種類があります。うち「ベンチャーファンド」、「がんばれ!中小企業ファンド」、「地域中小企業応援ファンド(チャレンジ企業応援型)」が、ベンチャー企業・中小企業の方々の創業・新事業展開を支援するファンドに出資する事業です。

ファンドからの資金提供の特徴、融資や補助金との違いは?

ファンドから提供される資金にはどのような特徴があるのでしょうか。企業が調達する資金を大まかに分類すると、補助金や助成金、融資、出資(株式出資)の3種類にわけられます。(図2)。ファンドからの資金調達は、このうちの出資にあたります。

図2

それでは出資(株式出資)を受ける場合について、金融機関から融資を受ける場合と比較して説明しましょう。

融資を受ける場合には、一定の期日内に元本の返済と利息の支払い義務が発生します。融資を受ける際には、一般的には事業実績をもとにした返済可能性の審査とともに、担保、保証人などが求められます。

ファンドやVCから株式出資を受ける場合には、ファンドやVCは取得した株式を将来的に売却することにより資金を回収します。そのため、融資のように元本や利息の返済義務、担保などは求められませんが、事業の成長性に加え企業自身の成長性が重視され、株主であるファンドやVCは出資額に応じた利益分配を得る権限や意思決定の議決権を持つことになります。

ファンド事業部担当者

ファンド事業部担当者

ファンドやVCといった外部の投資家が株主になることにより、その企業は自らの将来性や成長性を約束しなければならないという点においては、資金を得るためのハードルは高いといえますが、補助金・助成金のように使途が限定されておらず、また融資のように担保や事業実績を要求するものではないので、特にベンチャー企業のように業歴が浅く担保もないような企業には重要な資金調達手段の1つとなります。

一方出資側から見れば、将来性と成長性という未知なるものに投資をするのですから、相応のリスクがある資金供給ということになり、民間の出資者が少ないのが現状です。中小機構では、創業間もないアーリーステージ企業への投資及び支援を行う等、政策意義の高いファンドに出資をすることにより、ファンドの組成を促進し、ベンチャー企業や中小企業の方々の資金調達等を支援しているのです。

創業や新事業で支援を受けるには、他にどんなメニューがある?

中小機構には、創業や新事業展開でベンチャー企業・中小企業を支援するためのサービスが複数あります。例えば投資家や取引先との出会いを求めている場合のビジネスマッチングメニュー(ベンチャープラザ等)、商品開発や販路開拓など事業展開するためのアドバイスを必要とする場合にはハンズオン支援メニュー(専門家継続派遣等)など、企業の成長段階に応じてさまざまな支援サービスをご提供しています。(図3

中小機構の創業・新事業支援メニュー

図3


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