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事業継続マネジメント 地震や取引先の倒産など不測の事態を乗り切るため、事業の継続を図る経営(BCM)、その計画(BCP)、実際の事例を紹介します。


リスク管理最前線

第9回 全バス3千台以上にドライブレコーダー導入し事故減少
[西日本鉄道]

常時録画型に切り替え進める

西日本鉄道はバスに設置したドライブレコーダーを安全対策に活用している。2008年5月に設置を始めて、一般路線バスや高速バス、貸切バスなど関連会社を含むグループ全車両3269台(12年10月時点)に搭載した。一般的には事故発生時の検証に用いるが、その用途に加えて記録映像をバス営業所で乗務員指導に使う。またバス事業を管轄する自動車事業本部の安全推進課が本部全体にフィードバックする。

車外、車内の様子を記録する

車外、車内の様子を記録する

導入したレコーダーは2種類。一つはデジタルタコグラフと連動し、急停車、急発進など0.3G以上の加速度の変化を検知して、検知前12秒と検知後8秒を記録するイベント型。また、11年1月から切り替えを進めているのが常時録画型で、3割に導入している。いずれも車両前方と車内を撮影、音声も記録する。

0.3G以上の加速度変化は日報となる運転記録にヒヤリ・ハットとして自動表示されるため、これをもとに映像を検証して指導する。また、安全推進課がパターンごとに編集した事故事例集を製作して教材にする。特に、重大事故は発生翌朝までに営業所に配布。各運転士が間を置かずに事故を把握することで再発を防ぐ。

豪雨など非常時対応に活用

12年7月の九州北部豪雨では、規定に反して冠水した道路を運行する事象が発生。バスが起こした波で民家のシャッターなどを破損した。映像で被害を特定するとともに、非常対応について討議するなど安全教育に活用した。同社バスの11年度事故件数は08年度比で34.6%減少。なかでも、急発進が主な要因となる、車内の転倒事故は同38%減った。

また、常時録画型では従来把握できなかったヒヤリ・ハットが顕在化している。事故には至っていないが、基本を外れた、片手運転などの運転姿勢が記録されるためだ。

同社は18年度までに事故数同50%減を掲げている。さらなる安全運転の推進に向けて、事故の芽を事前に摘んでいる。

企業データ
企業名 西日本鉄道株式会社
代表者 竹島 和幸
所在地 福岡県福岡市中央区天神一丁目11番17号
掲載日:2013年3月 6日

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