J-Net21とはメルマガ登録RSS一覧サイトマップブログパーツ
J-Net21 中小企業ビジネス支援サイト
あなたのビジネスを、公的機関がバックアップ!
検索エリア
中小機構 独立行政法人 中小企業基盤整備機構

  • 起業する
  • 事業を広げる
  • 経営をよくする
  • 支援情報・機関を知る
  • 資金を調達する
  • 製品・技術を開発する
  • ニュースを見る
HOME > 経営をよくする > 商いよろづ研究所

小売・サービス業のための 商いよろづ研究所

◆ 定期連載 ◆

現在も奮闘中!小売・サービス業のための 取り組みに見る売上UP成功事例集どんなお店にも「制約」や「条件」はつきもの。それでも、確実に売上を伸ばしているお店があります。あのお店は、どうやって売上UPの道を拓いたのか?今回は、売上UPを果たしたお店の「取組み」をクローズアップ。お店の「取組み」から、売上UPの法則が見えてきます

2012年2月23日掲載

文:鈴木佳文(中小企業診断士)

第2回:行動」から学び、つかむ成長の糸口 「販路拡大」で待ちの営業から脱出する

 ひなさく堂は、駅から離れた場所に立地しており、店舗販売としては苦戦を強いられています。天候によって、お客さまの来店状況が大きく変わるため、日によってはお客さまが数人ということもあります。暇な時間でも大判焼きは作っておかなければならず、スタッフも常駐しておかなければ販売機会を逃してしまいます。そこで、店長の取った行動は『販路拡大』でした。

通信販売の開始

通販品

通販用に冷凍された大判焼。焼きたての味が、遠くのお客さまのもとにも届く

 お店にお客さまが来ない時期に、愛情を込めて焼いた大判焼きを捨てる日々が、通信販売への発想につながりました。「冷凍すれば保存ができる筈だ!」と考え、商品品質を落とさずにお客さまに食べて頂くためにどうすれば良いかを試行錯誤で研究。通信販売に必要なさまざまなノウハウを学び、2007年4月に楽天市場に出店をしました。

 短期間での商品ロスが無くなり、全国に販路が広がりました。何よりも大きかったのは、楽天市場に出店したことで、メディアに取り上げられるなどの露出が増えるきっかけにもなったことです。

 以下に取りあげる業務販売や開業支援のきっかけも楽天でした。中元や歳暮、バレンタインなど、贈答用として購入するお客さまも増え、現在では販路の一つとして機能しています。

業務販売の開始

通販品

まぁるい笑顔の店員と。不安を乗り越えた店長が次に目指すのは、店員がつくるゲコタンを届けることだ

 店長は、イベントや商店街の会合などに積極的に参加し、人とのつながりを作っています。PTAの父兄でなければ借りられない安全パトロールの腕章を借りられた(第1回参照)ことも、つながりが無ければ実現しませんでした。

 ある時、イベントで知り合った方から「学童保育のおやつとして大量発注できないか」との問い合わせがありました。一度に数百個の発送は未体験でしたが、受注すれば、一定の売上が見込めます。しかも、店舗でお客さまが少ない時間帯を使って準備できるので、効率は高まります。

 未体験の不安を乗り越え、無事納品。製品を卸す形を取るので、業務販売と名付けて販路の一つに加えました。さまざまな研究を重ねて、今では依頼が来るのを待つのではなく、積極的に販売先を探して営業活動を行っています。

開業支援の展開

 ある時、楽天市場経由で「大判焼き店をやりたい」との相談が届きました。全く業界に縁の無い人が大判焼き店を行うのは困難です。大判焼きやたい焼きのフランチャイズチェーンが存在するにも関わらず、ひなさく堂に問い合わせが来た事に店長は商機を感じました。

 自分自身が店を出す時も、さまざまなノウハウの習得に大変な苦労をした店長は、恩送りの意味も込めて、自分のノウハウを提供する開業支援を行うことにしたのです。現在では、ひなさく堂の開業支援を受けたパートナーショップは4店を数えるまでになりました。今は、積極的に開業支援を展開すべく、支援パッケージの更なる改良に取り組んでいます。

ひなさく堂の事例から見える、売上アップのヒント=『販路開拓』

 今回ご紹介した事例から見える、売上アップのポイントは以下の3点です。

1)視野を広げる

 自店の業界や店舗だけを見ていては、得られる発想に限界があります。他業界から得られるアイディアは無いか、店舗以外の取り組みはできないか、さまざまな視点から事業を見直していくことで方策が見えてきます。悩みや困難は事業を進化させるチャンスと考えましょう。

2)人的ネットワークを広げる

 最近はわずかな会費を惜しみ、商店街などの組織に参加しない店舗も多いようです。確かに、直接的に自店の業績向上につながる事は殆どありませんが、つながりが出来れば地域に根差した活動を行うきっかけになります。
 地域に限らず、人的なネットワークを広げておくことは、お店を活性化させる糸口をつかむために有効な手段の一つと考えましょう。

3)失敗を恐れずに販路を開拓する

 お店が上手く行かない時にリスクを取るのは怖いものです。しかし、従来と同じことを続けていたのでは、なかなか事態は好転しません。もちろん、リスクを最小限に抑えることは考える必要がありますが、これまでと違う販売ルートを開拓してみることを検討してみましょう。

 商品品質に自信があった店長は、積極的に販路を広げようと工夫を重ねました。未知の分野に踏み込むのは勇気が必要ですが、今までと同じことをしていては結果が変わる事はまずありません。「行動する」と何らかの結果が見え、そこから学ぶことで成長の糸口がつかめるのです。

会社概要

会社名:有限会社ミラクル(ひなさく堂)
代表者:石井直美(店長:石井裕)
所在地:東京都中野区野方6-23-13
電話番号:03-3338-8074
事業内容:大判焼きの製造・販売、卸
ホームページ:http://www.hinasakudo.com

取り組みに見る売上UP成功事例集 INDEX

第1回「地域密着」を徹底してファンをつかむ(2月21日更新)
第2回「販路拡大」で待ちの営業から脱出する(2月23日更新)
第3回「開業支援」で規模の利益を獲得する(2月28日更新)
第4回ポイントカードはチャンスの宝庫(3月6日更新)
第5回POPで磨かれる社員の取組み(3月8日更新)
第6回イベントでスタッフと共に育つ(3月13日更新)
第7回既存顧客数をアップする(3月22日更新)
第8回顧客単価をアップする(3月27日更新)
第9回パート社員の意識改革と能力の開発(3月29日更新)

 商いよろづ研究所TOPへ

 商いよろづ研究所TOPへ

更新情報

○3月29日
[連載:売上UP取組み事例集]パート社員の意識改革と能力の開発を掲載しました。

○3月29日
[連載:経営相談室]ニーズのつかみ方-「困っていることは何ですか?」でアプローチしよう。を掲載しました。

○3月27日
[連載:売上UP取組み事例集]顧客単価をアップするを掲載しました。

○3月22日
[連載:売上UP取組み事例集]既存顧客数をアップするを掲載しました。

○3月15日
[連載:経営相談室]接客で売上UP-スタッフにも商品を体験してもらおう。を掲載しました。

○3月13日
[連載:売上UP取組み事例集]イベントでスタッフと共に育つを掲載しました。

○3月8日
[連載:売上UP取組み事例集]POPで磨かれる社員の取組みを掲載しました。

○3月6日
[連載:売上UP取組み事例集]ポイントカードはチャンスの宝庫を掲載しました。

○2月28日
[特集:売上UPのためのアイデアノート]まとめ 企画を立案して運営してみよう。そして…を掲載しました。

○2月28日
[連載:売上UP取組み事例集]「開業支援」で規模の利益を獲得するを掲載しました。

○2月23日
[連載:売上UP取組み事例集]「販路拡大」で待ちの営業から脱出するを掲載しました。

○2月21日
[連載:売上UP取組み事例集]「地域密着」を徹底してファンをつかむを掲載しました。

○2月21日
[特集:売上UPのためのアイデアノート]サービス業 美容院・マッサージ・エステを掲載しました。

○2月16日
[連載:経営相談室]他店との差別化-「こだわり」を追求し、「自店の強み」を磨こう。を掲載しました。

○2月14日
[特集:売上UPのためのアイデアノート]飲食業 洋食屋・居酒屋・レストランを掲載しました。

○2月7日
[特集:売上UPのためのアイデアノート]小売業(3) 小売製造(パン屋・ケーキ屋など)を掲載しました。

○2月2日
[連載:経営相談室]お店のレイアウト-お客さまの目線を意識しよう。を掲載しました。

○1月31日
[特集:売上UPのためのアイデアノート]小売業(2) 専門店(精肉店・書店・文房具店など)を掲載しました。

○1月24日
[特集:売上UPのためのアイデアノート]小売業(1) 地域密着型スーパー/コンビニを掲載しました。

特集

売上UPのためのアイデアノート

店舗力診断シート

ついで買い

関連情報

小売・流通業の新常識

ビジネスQ&A

業種別スタートアップガイド


 執筆者プロフィール

 

このページの先頭へ

  • ホーム
  • リンク集
  • サイト利用条件
  • ご意見・お問い合わせ
  • このサイトは独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営しています

Copyright(c) Organization for Small & Medium Enterprises and Regional Innovation, Japan All rights reserved.