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小売・サービス業のための売上アップ研究所


売上UPの教科書

店舗力判断シート

第7回 イベント・しかけ:何度も来たくなる イベント・しかけをチェックしよう
第7回 イベント・しかけ チェックシート

解説

 イベントや、お客さまに喜んでもらえる特別なしかけをつくるには、実施に向けた念入りな準備が必要となります。その中でも、お客さまのことをどれだけ知ることができるか、そして知った情報を管理できるかが、重要なカギとなります。

 具体的には、お客さまの個人データ(名前、生年月日、住所、メールアドレスなど)を知っているか、そして、その情報を必要なときに円滑に検索し、活用できるかということです。

 当然、得たデータについては、管理しているだけでは何の意味もなく、有効活用できて初めて、その「データ」が意味のある「情報」へと変わっていくわけです。

 たとえば、お客さまがお誕生日や結婚記念日にお店を利用されたのであれば、サプライズでプレゼント(お花、ケーキ、ワインなど)を用意するとよいでしょう。また来店前のしかけとして、誕生日月にハガキやメールなどでバースデークーポンを送るのも、来店誘引となって効果的です。

 データ管理以外にも、お客さまを飽きさせずに、何度も来店していただくためのしかけやイベントがあります。一番シンプルで、比較的短期間で行える方法として、セール対象商品やコース料理のメニューなどを頻繁に変更する対応策があります。

 もちろん、人気のあるメニューやよく売れる商品を変更するのは、勇気のいることです。しかし、いくら好評の商品だったとしても、長期間変化のない売場やメニューを提供すると、お客さまにいずれは飽きられてしまうものです。少なくとも月単位では、いくつかの商品・メニューを変える必要がありますし、日替わりにできれば理想的です。

 長期的な取り組みとしては、お客さまと店員とが交流できる機会をつくり、お客さまの生の声を取り入れる方法があります。

 具体例としては、新商品や新サービスを無料、もしくは格安で提供する「試食会」の開催です。お客さまと直接対面しながら、双方向で意見を聞くことができるものですが、意見を反映させることで、お客さまのニーズに合った商品・サービスを提供できるメリットに加え、試食会を通じて自然にお客様と店員とが交流でき、お店へのロイヤルティ(忠誠心)、親近感を高められるというメリットもあります。

 このように、イベントやしかけは、その目的や難易度も多種多様なため、まずは、イベントを行う目的を明確にすることが大切です。先に「イベントありき」とならならいよう、注意してください。

[著者プロフィール]
亀田 憲(かめだ けん)
1975年生まれ。中小企業診断士。1998年(株)東急エージェンシー入社。セブン・イレブンのプロモーション企画に携わり、100本以上の販促企画を立案・運営。「セブン・イレブン10,000店企画」で2004年プロモーションアワード受賞。2007年より、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)にて商品開発、広告宣伝のマネジメントに従事。現在は大手スポーツメーカーで、マーケティング全体をマネジメントしている。

お金をかけずにスグできる!販促Q&Aノート

診断士としては、月刊「企業診断」での連載ほか、企画立案・ブランド構築を主テーマにセミナー講師としても活動。著書に「お金をかけずにスグできる!販促Q&Aノート」(同友館)がある。
著者コメント:「販促Q&Aノート」では、本連載のチェックシートを基礎力とした販促アイデアを70紹介。(1)1テーマが見開き完結、(2)実行までのステップを丁寧に解説した、買ったその日から行動できるアイデア集です。ぜひ、本連載と合わせてご活用ください。

掲載日:2011年12月20日


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