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小売・サービス業のための売上アップ研究所


売上UPの教科書

店舗力判断シート

第3回 陳列・レイアウト:工夫次第で売上UP 陳列・レイアウトをチェックしよう
第3回 陳列・レイアウト チェックシート

解説

 レイアウト・陳列を工夫することで、(1)来店客数を増やしたり、(2)店内にお客が滞在する時間を長くしたり、(3)1回の買い上げ個数を増やしたり、することが可能となります。

 そのため、思いつきでレイアウトしたり、とりあえずあるものを漠然と並べたりといった陳列は行わず、効果的な陳列を意識してみてください。

 1つ目は、来店客数を増やす方法です。レイアウトを考える際は、目玉商品や低価格商品を店頭に陳列して、お客さまが入店する強いきっかけを与えましょう。ついつい、店の奥まで入ってもらいたいがために、店の奥に目玉商品を陳列しがちですが、チラシなどで事前に情報を知らないお客さまは、気づかずに通りすぎてしまいます。

 2つ目は、滞在時間の長期化です。長時間お店にいることで、思い出し購買やついで買いのチャンスが増えます。たとえば、売場の中で目立つ場所(スーパーであれば、通路の角など)に、おすすめ商品や季節限定商品などを点在させます。1ヵ所に固めず、点在させることで、お客さまは店内で商品を買い求め、回遊することになります。この結果、店内での滞在時間が長期化するわけです。

 3つ目は、買い上げ個数の増加です。陳列では、利用シーンが同じ商品を近くに陳列・レイアウトすることで、(1)買い忘れの防止や、(2)思い出し購買を刺激することができ、買い上げ個数を増加させる効果があります。たとえば、野菜売場の近くにドレッシングを陳列したり、ノートの近くにボールペン、テニスラケットの近くにテニスボールをまとめて陳列したり、などです。購入するお客さまも、店内をムダに探し回らずにすみますので、喜ばれます。

 また、高価格(高級品)から低価格(日用品)まで幅広い品揃えをされている場合は、店の奥に高価格のものをレイアウトしましょう。高価格の場合、衝動的に購入することはあまりなく、じっくりと時間をかけて検討することが多いため、静かで落ち着いた環境が望ましいからです。

 このように、レイアウト・陳列のちょっとした工夫次第で、売上を伸ばすことができます。できることからぜひ、取り組んでみてください。

[著者プロフィール]
亀田 憲(かめだ けん)
1975年生まれ。中小企業診断士。1998年(株)東急エージェンシー入社。セブン・イレブンのプロモーション企画に携わり、100本以上の販促企画を立案・運営。「セブン・イレブン10,000店企画」で2004年プロモーションアワード受賞。2007年より、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)にて商品開発、広告宣伝のマネジメントに従事。現在は大手スポーツメーカーで、マーケティング全体をマネジメントしている。

お金をかけずにスグできる!販促Q&Aノート

診断士としては、月刊「企業診断」での連載ほか、企画立案・ブランド構築を主テーマにセミナー講師としても活動。著書に「お金をかけずにスグできる!販促Q&Aノート」(同友館)がある。
著者コメント:「販促Q&Aノート」では、本連載のチェックシートを基礎力とした販促アイデアを70紹介。(1)1テーマが見開き完結、(2)実行までのステップを丁寧に解説した、買ったその日から行動できるアイデア集です。ぜひ、本連載と合わせてご活用ください。

掲載日:2011年11月22日


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