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小売・サービス業のための売上アップ研究所


売上UPの教科書

店舗力判断シート

第2回 入口:入りたくなるお店になる 入口をチェックしよう
第2回 入口 チェックシート

解説

 入口の最大のポイントは、遠くからすでにお店のことを認識していて、入店する意思のあるお客さまに対して抵抗感なく、入りたいと思えるようにすることにあります。

 抵抗感なく入店するための視点は、2つです。1つ目は、物理的に入りやすいかということ、2つ目は視覚、感覚的に入りやすいかということです。

 1つ目では、入店を阻害する物理的な要素をなくすことが重要です。具体的には、間口に対し、入口の面積を広げることが効果的です。成人男性の肩幅を考慮して、それよりも幅を広くすることで、ゆとりを持って入店できるようになります。

 現実的には、店内では収まりきらない在庫を入口付近に陳列する場合もありますが、せっかく間口を広げたとしても、お客さまが入りづらくなってしまうので、避けたいものです。

 また、入口が平坦でなく、数段上がって入店するようなお店については、足元の不自由な方や、車椅子で来店されるお客さまを考慮して、スロープと手すりをつけるようにしましょう。こうしたバリアフリーの考え方は、お客さま配慮の姿勢の現れでもありますので、入りやすくなると同時に、店舗へのお客さまのロイヤルティ(忠誠心)向上にもつながります。

 2つ目では、入口に来た瞬間に、感覚として入りたいと思えるかどうかを考えましょう。基本的なことですが、商品が什器から溢れ出すことなく、所定の売場で陳列されているかどうかが大切です。

 店頭が整理・整頓されていないと、店内全体にも雑然とした印象を持たれてしまいます。同様に、入口の回りが汚れていたり、ゴミが落ちていたりすると、店舗全体が不潔な印象となってしまいます。常日頃から、清掃を心掛けたいものです。

 また、より感覚的な入りやすさを考慮するのであれば、汚れを落とすマットを敷くとよいでしょう。自然と汚れがとれ、店内が汚れにくくなりますし、少額の投資で清掃・清潔に対する店舗の姿勢が伝わります。

 また雨が降った日は、傘立てに加え、傘を入れるビニール袋を用意します。コストはかかりますが、お客さまは「服が店内で濡れない、買い物しやすい」と感覚的に理解し、スッと店内に入れるようになります。

 このように、入口にまで注目し、足を運んでくださったお客さまにモレなく店内に入ってもらえるよう、工夫や配慮をすることが大切です。

[著者プロフィール]
亀田 憲(かめだ けん)
1975年生まれ。中小企業診断士。1998年(株)東急エージェンシー入社。セブン・イレブンのプロモーション企画に携わり、100本以上の販促企画を立案・運営。「セブン・イレブン10,000店企画」で2004年プロモーションアワード受賞。2007年より、ウォルト・ディズニー・ジャパン(株)にて商品開発、広告宣伝のマネジメントに従事。現在は大手スポーツメーカーで、マーケティング全体をマネジメントしている。

お金をかけずにスグできる!販促Q&Aノート

診断士としては、月刊「企業診断」での連載ほか、企画立案・ブランド構築を主テーマにセミナー講師としても活動。著書に「お金をかけずにスグできる!販促Q&Aノート」(同友館)がある。
著者コメント:「販促Q&Aノート」では、本連載のチェックシートを基礎力とした販促アイデアを70紹介。(1)1テーマが見開き完結、(2)実行までのステップを丁寧に解説した、買ったその日から行動できるアイデア集です。ぜひ、本連載と合わせてご活用ください。

掲載日:2011年11月15日


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