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江戸伝統工芸職人の弟子入り支援-東京・葛飾区、後継者確保へ事業復活

 東京都葛飾区は2017年度の事業として、「伝統工芸職人弟子入り支援事業」を復活させる。後継者が不足している伝統工芸職人を対象に、全国から講習生を募集する。区内では職人の高齢化が進んでいる。技術を未来へ受け継ぐ後継者を育成するため、再び同事業に乗り出す。予算は総額2200万円。講習生の募集、審査は7月から始める。

 参加職種は現時点で江戸切子、江戸打刃物、銅おろし金、東京三味線、東京手描友禅、江戸型彫、伊勢形紙、銅版仏画の8種を予定。それぞれの職人につき最大2人の講習生の受け入れを考えており、計16人を募集する。

 講習生は10月から各職種に分かれ、3カ月間の「講習期間」と半年間の「仮弟子期間」、15カ月間の「弟子期間」という三つの期間を通じて修行する。最初の講習期間で技能の概要や基本知識の学習、製作体験に取り組み、仮弟子期間を経て、職人側は正式な弟子としての受け入れを判断する。受け入れを認められた者は18年7月から弟子期間に入り、本格的に修行する。

 区は職人に対する全期間の指導料と講習生の生活費補助や家賃補助、21カ月間に及ぶ仮弟子、弟子期間における弟子給与の経費を支援する。

 弟子入り支援事業は08―10年度と09―11年度にも実施した。当時弟子入りした16人中9人は現在も職人として活躍する。一人前の職人を育てるためには時間を要し、それに伴う経費もかさむため、しばらく行われていなかったが、技術を途絶えさせないために復活させた。

[2017年4月21日]

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