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清水建、枯れ葉剤の土壌洗浄技術を確立-ダイオキシン95%除去

 清水建設は、ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤による汚染土壌に対し、土壌洗浄技術を実験的に適用したところ、浄化効果があることを確認した。ベトナムの汚染土壌の大半を占めるダイオキシンレベルが1グラム当たり2万ピコグラム―TEQ(毒性等量)の汚染土壌において、除去率95%を達成した。ベトナム政府に土壌洗浄技術の有効性を示すほか、大規模浄化事業の実施などを検討する。

 土壌洗浄実験により、ダイオキシンは粒径63マイクロメートル未満の粘土・シルト分に偏在。洗浄・再利用可能な同63マイクロメートル以上の砂分は、全体の65―70%であることが判明した。

 汚染土壌の洗浄は、まず土壌をふるい分けする。粒子の大きさに合わせて水洗いや擦り洗い、泡の表面に汚染物質を付着させて除去する。枯れ葉剤由来のダイオキシンを泡表面に付着しやすくする薬剤を特定したことで、ダイオキシンの除去率95%を達成した。

 通常ダイオキシンの汚染土壌を無害化するには、1000度C以上の熱処理が必要となる。清水建設の土壌洗浄技術により、汚染土壌の約7割を再利用できる。残りを熱処理・無害化処理すれば、熱処理単独の2分の1程度のコストで処理できる見込み。

 ベトナムでは枯れ葉剤による汚染土壌が残っており、ホットスポットが28カ所確認されている。清水建設は2014年4月から、枯れ葉剤由来のダイオキシン汚染土壌について、同社技術が適用できるか調査してきた。

[2016年10月19日]

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