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厚労省、革新的医薬品に指針-適正使用へ環境整備

 厚生労働省は、革新的な医薬品が市場に出るごとに適正使用のためのガイドラインを作成する方針を固めた。対象とする疾患に関係した学会や、承認審査や安全対策を担う医薬品医療機器総合機構(PMDA)が科学的な根拠に基づいて作成。最新の知見や状況に基づいた適正な使用を促し、医療費の膨張を防ぐ。近年は政府挙げての取り組みにより、「ドラッグラグ(日本への導入遅れ)」は解消に向かっている。革新的な医薬品が早期に市場に出るケースが増えると予想されており、素早いガイドライン策定で対応する。

 ガイドラインは、対象となる医薬品の使用に最適な患者の選択や、適切に使用できる医療機関などを定義する。小野薬品工業の抗がん剤「オプジーボ」をはじめ、既に市場に流通しているものや、今後承認される見込みの革新的な医薬品を対象とする。今後、PMDAにおいてガイドラインの作成に向けた体制を整える。必要費用として、2017年度予算概算要求に約3億円を盛り込んだ。

 政府は「日本再興戦略」において、健康長寿産業を戦略分野の一つに位置付けた。この中心となる医薬品や医療機器産業を発展させるため、PMDAを含めた取り組みが加速。海外で承認されているのに、日本で承認・使用できるまでに時間がかかってしまうドラッグラグやデバイスラグは解消に向かっている。

 これにより、国内において革新的な医薬品が早期に流通するケースが増えることが見込まれる。ガイドラインを通じて有効、安全に使用するための環境を整える。革新的な医薬品を最適な患者に投与することで、医療費の膨張を防ぐことも期待できる。

[2016年10月17日]

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